「子供が留学したいと言っているけれど、留学する目的がはっきりしていない」と感じることはないでしょうか? 小学校でも外国語教育が本格化し、英語を話せることが当たり前の社会になってきています。そんな時代の流れに乗るだけではなく、目的を持つことで留学がより価値を持つことになるはずです。
そこで、今回の記事では、大学生が留学する目的と目的を持つ意味をご紹介します。明確な目的を持てるようにサポートしてあげてください。
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もくじ
みんなが考えている留学の目的
留学する目的は人それぞれです。自分だけの目的がはっきりしているに越したことはありませんが、はっきりと言葉で表せないこともあります。そんなときは、留学を経験した人や留学を志している人が、どのような気持ちで留学しているのかを知ることで、ヒントを得ることができます。ここでは、6つの代表的な留学の目的をご紹介します。
日本とは異なる環境で学ぶため
大学で専門分野を学ぶときに、日本ではまだマイノリティーであっても、他の国では盛んに研究がされていることがあります。このように、日本にいては学ぶことができないものを学ぶためには、最先端の研究をしている場所に行き、そこで学ぶ「留学」という方法が最適です。
東北大学が「在学中に海外留学すべき7つの理由」の中で、1つ目に挙げているのもこの理由です。
価値観が広がるため
留学ジャーナルの意識調査で、留学目的の第2位になったのが「視野を広げたい」というものです。視野を広げることで、これまでの固定概念が変わっていき、価値観が広がっていきます。しばしば、「日本の常識は世界の非常識」と言われることがありますが、日本に住んでいると当たり前のことが、海外では通用しないことがあります。
例えば、家に上がるときに靴を脱ぐのは日本らしいですし、コンビニや自動販売機が近くにあるのも日本らしいでしょう。また、留学することで肌の色や言語、文化が違う人とふれあうことができます。そうすることで、少しずつ価値観が変わっていき、見える世界も広がっていくでしょう。
自分に自信をつけるため
異国の地で、1人で生活をするということは、日本で生活をするのとは全く違ったチャレンジになります。母国語が通じませんし、生活様式が異なる場面も多々あり、戸惑うことも多いはずです。
そんな中、自分で考えて生き抜いていくことで、自信をつけることができます。大学生までに何か1つでも、「自分でやりきった」という自信を持つことは、社会に出て働くときにも、これからの人生にもプラスに作用してくれるでしょう。自信がないからこそ留学をするというのは、立派な目的になります。
語学力・コミュニケーション能力を上げるため
留学ジャーナルの意識調査で、一番多かった留学の目的は、「語学を修得したい」です。また、3番目は「コミュニケーション能力を身につけたい」でした。語学力・コミュニケーション能力を高めることは、留学する多くの人の目的になっています。
現地の言葉を修得することや、母国語以外でコミュニケーションをとることは、価値観を広げることや帰国後のキャリアを考えても武器になるはずです。
世界中の友達を作るため
留学生を受け入れている大学には、世界中から留学生が集まっていることが多いです。日本でも、大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学では、海外からの留学生を積極的に受け入れており、80以上の国と地域から学生が集い、学んでいます。
留学して積極的に行動することで、日本に住んでいては直接会うことができなかったような人と友達になることができます。これは、留学期間中はもちろんですが、帰国後も関係を持つことができ、生涯の財産になります。
帰国後のキャリアを考えて
日本国内の大学に通い、日本国内で働くことは十分可能です。ただ、日本の人口は減少し始めており、経済的な存在感も相対的に低くなってきています。インターネットが普及した現在で、10年、20年、30年先のキャリアを考えると、働くことができるフィールドが広ければ広いほど可能性は広くなります。
留学して語学力や専門性を身につけ、異文化交流を通して価値観を広げることで、自分自身の価値を世界で通用する人材に引き上げることができます。