料理検定とは?受検の難易度や所得するメリットについて紹介 - cocoiro career (ココイロ・キャリア)


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将来は飲食業界で働きたいという方におすすめの検定が「料理検定」です。料理の調理法だけでなく、食材や道具、食文化まで、家族や子供たちに食の大切さを伝えるためにも料理検定は役立つものです。今回は、そんな料理検定の受験の難易度や、資格を得るメリットなどについて紹介します。

料理検定とは?

料理検定とは、料理に関わる知恵や知識を習得するための検定で、2008年からスタートしました。検定を開催しているのは辻調理師専門学校ですが、受験資格は特に決まっていないため、中学生や高校生、さらには転職の際に知識を証明しようと、幅広い年齢層の方が受験しているといいます。

料理検定は、あなたの料理の知恵や知識を測る検定です。食材、調理法、道具、そして食文化についての知識を問います。

知識を得ると、食を楽しむ力や選ぶ力がつきます。いま関心の高まっている「食育」も、決して難しいことではなく、足もとの食を見直すことから始まります。

楽しく健康的な食生活で、人生を楽しく、人生をより豊かに。

もっと深く、もっと身近に料理がもつ素晴らしさを知ってほしい。

そんな思いから「料理検定」はスタートしました。

(引用元:料理検定|料理検定・菓子検定|辻調理師専門学校

料理検定は難しい?レベル・難易度について

料理検定は1~3級の3区分となっていますが、合格率や難易度はどの程度なのでしょうか。

合格率

合格率は公式HPでは公表されていませんが、3級の合格率は7割ほど、2級の合格率は5割前後となっているようです。また、1級については合格率が2~3割弱ほどなので、2級と3級と比較すると難易度は高いことが分かります。

参考

-第11回料理検定/第3回菓子検定開催-2016年度受検者総数は5,390名|辻調グループ 辻調理師専門学校のプレスリリース

必要な勉強時間の目安

料理検定の試験問題は、主に公式アプリや公式問題集から出題されるといいます。そのため、料理検定に合格するためには、少なくとも1ヶ月前から受験対策を行い、各級の出題範囲について理解する必要があるでしょう。

教材の問題だけでなく、解説部分も出題範囲となるほか、上級の出題範囲には下の級の問題からの出題も含まれることがあるため、3、2、1級と順番に受けるのがおすすめです。

料理検定を取得するメリット

料理検定で合格すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。「料理が好きだから」という理由で検定を受けてみることはもちろん、「社会に出て資格を活かしたい」という方にも料理検定はおすすめです。

専門学校入学時に待遇が受けられる

将来は料理の分野で働きたいという方は、専門学校への進学も視野に入れているのではないでしょうか。料理検定で合格すると、各級ごとに認定バッジと認定証を受け取ることができますが、もし2級以上に合格した場合は、辻調理師専門学校の特待生奨学金制度の給付対象となります。

別途行われる書類審査や面接に合格し、2級以上の料理検定を取得している場合は、100万円の奨学金が給付され、学費に充てることができます。高校生のうちに料理検定の取得をすることを検討し、さらに調理専門学校への進学を希望している生徒にとって、料理検定は受験への大きな助けとなるでしょう。

参考

料理検定・菓子検定資格 特待生奨学金制度|辻調理師専門学校

専門職で活かすことができる

料理検定は家庭料理に関する知識を高めるだけでなく、料理の専門家が知識を深めるために検定を受けるケースもあるといいます。和食が無形遺産文化として登録されたことをきっかけに、世界中で和食文化の関心が高まっています。「将来はいつか自分の店を持ちたい」という方は、料理検定を取得すると、後になって飲食業界でも役立つこともあるでしょう。

料理検定の試験内容について

それでは次に、料理検定の試験内容について紹介します。料理検定は級ごとに合格点が異なり、2級と3級は70点以上、1級は80点以上を取る必要があります。全国約150ヶ所の会場で受けることができますが、個人受験と団体受験で試験方法が異なります。

マーク方式もしくはCBT方式による試験

まずは、個人による受験の場合ですが、試験はCBT方式となります。CBTとは、「Computer Based Testing」の略語で、会場のコンピューターを使って受験する方式のことをいいます。一方で団体受験の場合はマークシート方式となっており、学校や企業などに独自で会場を設け、専門用紙を使って受験を受けます。

1級~3級の試験内容

1級~3級の料理検定の内容ですが、3級は「食への関心が高い一般者向け」、2級は諸外国の料理で使われる食材や調理方法、文化的背景などで「食への関心が非常に高い一般者向け」となっており、さらに1級は「食についての専門的な知識を問う内容」となっています。

3級の例題を紹介しましょう。

<出題例> ※料理検定3級・菓子検定3級より

Q.素早くだしが引けるよう薄削りにしたカツオ節はどれですか。

A:初ガツオ  B:追いガツオ  C:花ガツオ

Q.きな粉の原料は何ですか。

A:大豆  B:いんげん豆  C:大麦

Q.「おでん」の語源となったのは何でしょう。

A:田楽  B:風呂吹き  C:田舎煮

(引用元:第11回料理検定/第3回菓子検定開催-2016年度受検者総数は5,390名|辻調グループ 辻調理師専門学校のプレスリリース