市議会議員になるには?資格や給料、選ばれるためのノウハウを解説 - cocoiro career (ココイロ・キャリア)


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市議会議員になる方法について、よく知らないという人も多いのではないでしょうか? 子供が「将来的になりたい」と興味を持っているのであれば、仕事内容ややりがいなどを知り、知識を深めていきたいところでしょう。今回は、資格や給料、選挙で当選するためのノウハウなど、市議会議員について詳しく解説していきます。

市議会議員になるには?

市民の声を反映させ、代表となって市をより良くしていくのが市議会委員の役割です。まずは、市議会議員になる方法について詳しく見ていきましょう。

選挙で立候補する

市議会議員になるには、選挙に立候補しなければなりません。立候補するにはの2つの条件があります。

  • 日本国民であり、満25歳以上であること
  • 立候補をしたい市に3ヶ月居住していること

これを満たせば、誰でも選挙に立候補することができます。

そして、選挙で立候補するには、ある程度の費用が必要です。出馬の際は、30万円の供託金と呼ばれるものを法務局に預けなければなりません。供託金とは、無責任な立候補を防ぐ目的で作られたもの。一定の得票数を得られれば、供託金は戻ってきますが、得票数が規定に届かない場合や、選挙を途中で降りた場合などは戻ってこない決まりとなっています。

他にも、人件費や事務所の家賃、選挙の広告費、宣伝費などかかる費用があり、人によって差があるものの数百万円単位の費用がかかるといわれています。

参考

総務省|選挙権と被選挙権

よくある質問 3 選挙の供託金とは何ですか?|和歌山市

住民から票を集める

選挙に立候補したら、住民から1票でも多く票を集められるよう動かなければなりません。票を集めるためには、何より地域住民の信頼を得ることが大切。そのためには、自治会に参加してコミュニケーションをとる必要があります。特に無名でコネのない若手議員の選挙は、厳しいのが一般的。誰よりも活発に自らの足を使ってさまざまな場所へ出向き、人一倍努力してい区必要があるでしょう。

当選したら4年間の任期を与えられる

市議会議員に無事当選したら、4年間の任期が与えられます。市議会議員は4年の間に、市民の声を聞き、市をより良くするための仕事をしていきます。また、任期が終わった後も再び迎える選挙に向けて費用を捻出したりと、かかる費用は膨大なものです。

市議会議員の仕事内容

市議会議員の仕事内容は、大きく議会会期中の仕事と会期外の仕事に分けられます。ここからは、市議会議員の仕事内容について詳しく解説します。

議会会期中の仕事について

年4回の定例会と必要に応じて開催される臨時会の2つからなる議会は、市政のために動いていくものであり、全市の年間における議会平均開催回数は、5.2回となっています。市議会議員は、議案を出したり、チェックしたりと行政のための会議を市長や市幹部、他の市議とともに繰り返します。

参考

市議会の活動に関する実態調査結果|全国市議会議長会

議会会期外の仕事について

議会会期外の仕事には、議会で話し合った結果を市民に報告し、次に開催される議会の準備をし、自治会などに出向いて市民の声を聞く、他の市の政策を視察することなどが挙げられます。若手議員は、特に政治に無関心と言われるような若い世代の声を聞き、政治に反映させることが大切。若い人が集まる場所に積極的に行き、政治に関心を持ってもらえるよう活動することが求められています。

1日の仕事の流れ

議員の1日は、日によっても大きく変わってくるものです。閉会中の午前中は、事務所で打ち合わせをしたり、駅前で議会活動の資料を配ったりをする日も多くあります。午後は、市民の問題や苦情を聞いて問題解決に励み、地域の運動会に出席するなど、議員の1日の活動は多岐にわたります。

市議会議員のやりがい

市議会議員は、多くのやりがいが感じられる仕事。ここからは、市議を務めることで得られる「やりがい」を取り上げます。

自らの手で地域社会を改善している実感がわく

市議会議員は、自らの手で地域社会を改善している実感が得られることがやりがいといえるでしょう。仕事をしていく中で、「自治会館を修繕するにはどうしたらいいか」「子育て支援をもっと充実させてほしい」など、地域の困りごとを聞くことも多いでしょう。それを改善するための策を考えて実行すれば、地域社会をより良くしていると実感できます。市議会議員にしか味わえないやりがいとなるでしょう。

市民とのふれあい

市議会議員は、市民との接点が多くある仕事。介護、貧困、家庭問題などさまざまな悩みを抱える市民にとって、議員は地域の頼れる存在です。市民の悩みに寄り添い、一緒に問題を解決していく中で、市民から直接感謝の言葉をもらえることも多くあります。そういった市民とのふれあいは、多くのやりがいを生むものとなるでしょう。