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2020年度から始まる教育改革の影響で、英検やTOEICなどの外部試験結果の導入が注目され、重要視されるようになってきています。高校中級程度とも言われる英検準2級のレベルと学習の仕方、また英検準2級を取得すれば、子どもの将来にどのくらい有利であるかどうかをご紹介します。
英検準2級の出題範囲
ここからは具体的な英検準2級の出題範囲を解説します
英検準2級では、家庭、学校、職場、地域などで趣味や旅行、人物の紹介など日常生活に関わる話題が出題されます。
一次試験、二次試験があり、読む・聞く・書く・話すの4つの技能をまんべんなく学習しなければなりません。
一次試験
一次試験は制限時間75分で行われるペーパーテストと、約25分のリスニングテストからなります。
短文や会話文の空所を補うリーディング、質問に対して英文で回答するライティング、放送された内容に回答するリスニングの3つの技能を確かめます。基本的な単語力、表現力を養うことが重要です。
二次試験
二次試験では英語での個人面接が行われます。全て英語で面接は進み、応答内容はもちろん、発音や語法、コミュニケーションの意欲などが評価されます。
3級までは与えられた質問を説明する問題だけでしたが、準2級からは自分の意見を述べる課題も追加されています。質問に対し、すぐに英語が口から出るよう、トレーニングする必要があります。
英検準2級に合格できる具体的な勉強方法とポイント
具体的にどのように勉強すれば英検準2級に合格できるのでしょうか。実際に合格した受験生の声を参考にしましょう。
単語・熟語
語学の学習で最も必要なものは単語力です。単語力がなければ文章も読めませんし聞き取ることもできません。まず毎日の生活の中で英語に触れ、ひとつずつ単語をものにしていきましょう。
通学・通勤中に単語を聞く
通勤・通学中の電車やバスの待ち時間、ちょっとしたスキマ時間に単語帳を開く。それが王道の学習方法でしょう。あまり学習習慣がない方が習慣をつけるのにおすすめです。単語だけでなく音声が収録された単語帳を使用すると、リスニングの対策にもなるので一石二鳥です。
英単語を一度に覚えようとしない
記憶には短期記憶と長期記憶があり、忘れにくいのは「長期記憶」です。せっかく覚えたはずなの単語を忘れてしまうのは、単語が頭の中に定着していない状態なのです。長期記憶として単語を定着させるためには、一度に覚えようとするのではなく、繰り返しその単語と出会うことが重要です。
そのため単語帳の一単語にこだわって覚えるよりも、単語帳のページをどんどん進め、繰り返し繰り返し学習することが近道です。
英文法
英文法は中学校までに習う語法をよく学習することからスタートします。内容は高校生の範囲まで含まれますが、特に注意しておきたい文法単元を紹介します。
時制と関係詞についてマスターしておく
英語は時間の使い分けが明確であると言うことが特徴です。特に現在完了進行形や現在完了形といった、日本語では理解しにくい時間の表し方を理解することは重要でしょう。
関係詞とは関係代名詞、関係形容詞など文と文をつなぐ働きと、先行する文章を補う役割があります。主にWho、Whereなどの使い方が理解できているかを問われます。特に関係代名詞は文章の中で省略されることもあります。制限・非制限用法などを問うなど非常に幅広い分野で必要とされます、具体的な英文を比較しながら整理していきましょう。
リーディング(読む)
英検準2級でのリーディングは、短文や会話文の空所を補う問題と、長文を読解する問題があります。単語や文法も大切ですが、日常の動作を英語でどれだけ表現できるかも合格の鍵といえます。
テーマを絞らずに長文問題集を読む
日常の範囲で幅広く話題が選ばれるため、テーマを絞らずに長文に触れることが大切です。難易度に合った文章を読み進め、覚えた熟語にチェックを入れて表現方法を確認します。
ライティング(書く)
ライティングは質問に対して英文で回答します。問題数は1問で賛成・反対いずれかの自分の意見と、その理由を問うてきます。難しい文法は求められませんが、自分の考えを英語で表現できるよう訓練する必要があります。
ブレインストーミング
自分の意見を述べるのは、日本語でも難しいものです。そこでアイデア出しの方法として「ブレインストーミング」があります。日本語でいいので、思い付く理由を片っ端から書き出していきます。
このときは、反対や賛成といった立場にかかわらず、とにかく量を出していくことが大切です。出てきた理由を整理して、実際に使えそうな理由を英文にしてみましょう。
簡単でシンプルな文章を心がける
日本語では難しい言い回しでも表現できますが、そのまま英文として表現するには難しいことがあります。その場合は文章を短く切ったり、簡単な表現に変えたりしてみましょう。
例えば「彼女は偏食家だ」という表現も「彼女は食べ物にこだわりがある」「彼女は好き嫌いが激しい」などと言い変えられます。