【英検準2級】小中学生でも合格できる英検準二級の勉強方法とは? - cocoiro career (ココイロ・キャリア) - Page 2

リスニング(聞く)

リスニングでは放送される会話の応答や内容を問う問題が扱われます。一度しか放送されないので、ネイティブの発音やスピードに慣れておきましょう。

NHK語学教材や洋楽で英語漬け

特別な英検対策用の教材を使わずに、NHKの語学教材や洋楽などを聴いて耳を英語に慣らしていく方法があります。NHKの語学教材にはCEFRのレベルの目安が表記されています。A2レベルの教材を目安に選んでみましょう。

同時に、聞こえてきた文や単語を書き取る訓練をしていくとより定着度が増します。

スピーキング(話す)

スピーキングは面接の中で確かめられる能力です。全て英語で進行し、メモや録音などはできません。スピーキング力だけでなくリスニング力も必要です。

コミュニケーションを積極的にとる訓練

スピーキング力の試験では語法だけでなく、会話を発展させることも重視されます。たとえば試験管の言葉が聞き取れなかった場合、聞き直しはマイナスに判断されると思う人もいることでしょう。しかし英語での聞き直しはプラスに判断されることがあります。

分からないから沈黙するのではなく、簡単な単語を並べ、コミュニケーションをとる姿勢が大切です。

英検準2級レベル=実用的に使える英語力の目安

英検準2級を、諸外国の英語検定のレベルと比べてどう位置づけられているか確認しましょう。ここではCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)に照らし合わせてみます。文部科学省が発表している各試験・検定試験とCEFRとの対照表(2018年3月)によると、英検準2級はCEFRでA2レベルです。A2は「自分に関係のある日常的な範囲(家族、仕事など)で英語の表現ができる」レベルだと定められています。

つまりこれから本格的に英語を使い、基礎レベルの脱却に必要な能力をつけるための基準が英検準2級であるといえます。

ごく基本的な個人情報や家族情報、買い物、地元の地理、仕事など、直接的関係がある領域に関しては、文やよく使われる表現が理解できる。簡単で日常的な範囲なら、身近で日常の事柄について、単純で直接的な情報交換に応じることができる。

(引用元:英語4技能とは? | ブリティッシュ・カウンシル

英検準2級は子供の将来に有利なのか?


せっかく子供に英検を受験させるのですから、どのくらい将来に有利なのか気になる親も多いでしょう。グローバル化で英語の需要は確実に増え、英語ができると中学受験から大学受験でも大きなアドバンテージになっています。英検を入試に活用している学校は日本英語検定協会で確認することができます。

中学受験:グローバル化を見据えて導入するところも

英語ができる生徒は大きな中学受験でも有利なようです。入試で英語一教科で合否を判定する中学校も存在。中高一貫校のハイレベルな中学校では英検準2級以上の英語力を合否判定の参考にしたり、加点対象にしたりしています。導入している中学校は、将来の有名大学合格者数の増大やグローバル化を見据えているようです。

高校受験:内申点にプラスされる場合も

福井県では2018年度度から県立の高校入試英語において、実用英語検定を活用した加点制度を導入しました。これによって英検3級取得で5点、準2級で10点の加点がされるようになりました。このような英検を入試の合否に反映する方法は多く、内申点の加点や適性検査の免除があります。

大学受験:奨学金制度に反映されるケースがある

中学・高校受験より取得級数(2級以上など)の基準は引き上げられていますが推薦入試やAO入試で合否判定の材料に使用されています。注目したいのは、英検の取得が特待生や奨学金制度に反映されるケースがあることです。授業料の免除や留学費用の減額などが一例です。各大学の募集要項を確認してみましょう。

まとめ

英検準2級は多くの受験シーンで合否に有利に働きます。学習内容は多岐にわたりますが、どれも英語を実用的に使う基本的なものです。音声を聞いたり、声に出したりして一つ一つの単語を効率的に学んでいきましょう。

参考
準2級の試験内容・過去問|公益財団法人日本英語検定協会
資料4 新学習指導要領|文部科学省
資格・検定試験CEFRとの対照法|文部科学省
英検準2級合格体験記|100万人の英語
中学受験 広がる英語入試|朝日新聞

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akahoshitomoka

piggiesagogoクロシェター・ライター。 オリジナルの編み物作品の作り方を販売しながらライターもしています。守備範囲はハンドメイドから不動産まで。三浦半島が好きです。