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レーシングドライバー、いわゆるレーサーは子供にとっても憧れの職業でしょう。ただ、レーサーとして生計を立てるには技術以外にも必要なことがたくさんあります。この記事ではレーサーの種類や、レーサーになる方法などをご紹介します。
もくじ
レーサーとは?
レーサーは、競技用の自動車やオートバイ、ヨットなどを操縦してレースに出場する人のことを指します。レーサーの主な収入は、レースに勝ったときの賞金です。スポーツの世界と同じで、基本的には勝たないと報酬が発生しない、厳しい世界の職業と言えるでしょう。
また、レースにも様々な種類があります。例えば、4輪1人乗りのフォーミュラーカーで競われるF1、アメリカを中心に開催されるインディーカーシリーズや24時間耐久レースなどがあります。それらの中でも、F1のモナコGP、インディ500、ル・マン24時間耐久レースは、獲得賞金額、観客動員数が高く「世界三大レース」と言われます。
レーサーは、レースに出場するためにスポンサーを見つけチームに加入し、勝利のためにテクニックを磨くことが必要になります。
レーサーになる方法
レースに出場するためには、莫大な費用が発生します。そのため、自費で参加料、マシン代、メンテナンス代、スタッフの費用などをまかなうには限界があります。そのため、レーサーとして成功するには、技術を磨くだけではなく、費用を負担してくれるスポンサーを見つけることが大きなポイントになります。
レーシングカートを始めてスポンサーを見つける
運転免許を持っていない子どもでも参加できるのが、レーシングカートです。もともとは遊園地のゴーカートがレース用に改造されたのが始まりで、日本には1961年に入ってきました。その後、日本カート協会(JKA)が発足しています。
このレーシングカートには、F1をピラミッドの頂点とするフェ―ミュラ・レースの入門カテゴリーとして、ビギナーからプロフェッショナルまで幅広い層が参加しています。ここで、実力を示すことができれば、スポンサーを見つけてさらに上のランクのレースに参加できる可能性があります。
(参照元:レーシングカートってなに?|一般社団法人日本自動車連盟)
レーシングスクールに入学して実績を積む
鈴鹿サーキット・レーシングスクールやフォーミュラートヨタ・レーシングスクールなどのレーシングスクールに入学して実力を高める方法もあります。
レーシングスクールに通うメリットは、現役のレーサーから指導を受けたり、本格的なマシンに乗ることができる点です。また、スクール内で優秀な成績を収めることができれば、国内レースへのステップアップも可能です。
費用を稼ぎながらレースに参加する
国内レースに参加するにもお金がかかります。幼少時代からレーシングカートをしたり、レーシングスクールに通ってこなかった人は、アルバイトや会社員をする傍らでレースに参加するという人もいます。
例えば、国内外のGTレースで活躍している千代勝正選手は、高校時代は夜間高校や通信教育で学びつつそれ以外の時間はアルバイトをしてレースの参加費用を捻出していたようです。最終的に大きな大会に出場するには、スポンサーが必要ですが、レースに参加することで、実績を積みスポンサーの目に留まる可能性があります。