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子供が大学院に進学することを希望しているとき、親であれば学費が気になるところです。大学院の学費はどのくらいかかるのでしょうか? また、大学のときのように奨学金などを利用することは可能なのでしょうか? この記事では大学院でかかる学費や、学費を安くする方法、さらに学費を工面する方法をご紹介します。
もくじ
大学院の学費はいくらかかる?
そもそも大学院の学費はどの程度かかるものなのでしょうか? 国公立、私立、専門職大学院の学費を紹介していきます。
国公立の大学院
国公立大学の大学院の学費は、厳密には学ぶ分野によって多少の違いはありますが、基本的には文部科学省が定めているに記載されている標準額となります。それによると、国公立の大学院の学費は下記のとおりです。
・授業料 535、800円/年
・入学金 282、000円(初年度のみ)
※法科大学院は別途定められており、授業料804、000円/年、入学金282、000円(初年度のみ)となっている
(引用元:国立大学等の授業料その他の費用に関する省令|京都大学)
私立の大学院
国公立よりお金のかかるイメージを持たれる私立の大学院の学費はいくらくらいなのでしょうか。文部科学省が毎年発表している調査によると、私立大学の大学院の学費平均額は下記のとおりとなっています。
授業料[年額] | 入学料 | 施設設備費 | 合計 | |
---|---|---|---|---|
博士前期課程 | 743,629 (△2.5) |
210,086 (△0.9) |
72,688 (△14.3) |
1,026,043 (△3.1) |
博士後期課程 | 613,568 (0.7) |
200,842 (△0.8) |
54,046 (△13.2) |
868,455 (△0.6) |
専門職学位課程 | 1,117,922 (△5.8) |
195,960 (△3.6) |
67,234 (△23.3) |
1,381,185 (△6.6) |
(参照元:私立大学等の平成29年度入学者に係る学生納付金等調査結果について|文部科学省)
授業料や入学金の合計は国公立と約10万円の差額しかありませんが、このほかに施設設備費など大学院によっては諸経費がかかる可能性もあり、入学金も合わせた初年度納付金だけ比較すると、私立の大学院の方が約20万円ほど高いようです。
専門職大学院
法科大学院や教職大学院といった、いわゆる「専門職大学院」と呼ばれる課程は、実はほかの大学院よりも少し学費が高い傾向があります。
国公立の法科大学院
授業料[年額] | 入学料 | 検定料 |
---|---|---|
804,000円 | 282,000円 | 30,000円 |
(参照元:国立大学等の授業料その他の費用に関する省令|京都大学)
私立の法科大学院
授業料[年額] | 入学料 | 施設設備料 | 合計 |
---|---|---|---|
1,117,922円 (△5.8) |
195,960円 (△3.6) |
67,234円 (△23.3) |
1,381,185円 (△6.6) |
(参照元:私立大学等の平成29年度入学者に係る学生納付金等調査結果について|文部科学省)