人権作文のお悩み対策
人権作文をスムーズにかける人もいれば、そうでない人もいます。こちらの章では、人権作文におけるお悩み対策についてピックアップしましょう。
書き出しが思い浮かばない場合
人権作文では、書き出し部分で相手を引き付けるように意識するべきと言われていますが、書き出しをどうしたらいいか迷う人もいることでしょう。
書き出しが思い浮かばない場合は、自分の経験や感じたことを軸に作成をしていきましょう。
例えば、「私は中学卒業するまで、ジェンダーギャップをよく知りませんでした」といったニュアンスにすると、「次も読んでみたくなる」と思えるかもしれません。
書いている途中で筆が止まる場合
作文を書いていたけれども、途中で筆が止まったということもあるでしょう。その理由の一つに、作文の目的・関係性などを見失っていることがあります。
そんなときは、原点に戻り、これまでのことを振り返るとアイデアが思い浮かぶかもしれません。
人権作文のテーマが決まらない場合
人権作文のテーマが、なかなか決まらないということもあります。そんなときは、インターネットや書籍で調べて、人権に関連するキーワードをメモするとテーマになるヒントが見つかるかもしれません。
参考:高校生におすすめの人権作文関連書籍
人権に関連した書籍を一読すれば、作文を書く上でヒントになることを見つけられることもあります。
高校生におすすめの人権作文に関連した書籍は、以下の2冊です。
ネットと差別扇動(解放出版社)
この著書は、『ネット版部落地名総鑑事件』などの具体的な事例を挙げつつ、「ネット差別」=「晒し差別」の現状について記載。ほかにもネット差別によって被害に遭ったときの対処方法や、それに対する闘い方についても定義しています。
共著で、著者にはテレビの情報番組でも活躍している方もいます。
問われる子どもの人権(駒草出版)
こちらの著書は、子どもの貧困、親や教員による暴力を伴うしつけ、過度の競争による子どものいじめだけでなく、不登校や中途退学など、今の日本が抱えている子供の権利や人権問題に関する問題を指摘した内容となっています。
まとめ
今回の記事では、高校生におすすめの人権作文のテーマの関連情報に触れました。テーマの選定でおすすめなのは、自分を身近な内容で起きている内容を扱うことです。
また、人権作文で書き出しが思い浮かばない場合は、自分のこれまでの経験を振り返ったり、人権に関するキーワードを書き出したり……などすれば、スムーズに進むかもしれません。
こちらの記事を参考にしながら、共感を得られるような人権作文を書いてみてはいかがでしょうか。
参考
人権について知りましょう|公益財団法人人権教育啓発推進センター
人権とはなんでしょう|ヒューライツ大阪(財団法人アジア・太平洋人権情報センター)
伊藤 公雄「人権とジェンダー」〜女性の視点・男性の視点〜(その1)| クローズアップ – ひろげよう人権
条例制定当時に寄せられた「障害者差別に当たると思われる事例」(サービス提供)|千葉県
スタバのカップに「差別用語を書かれた」と写真投稿。アメリカで波紋|ハフポスト