人権作文で環境問題を書くには?取り上げたい環境問題トピック

人権作文の宿題が毎年出る中学校も多く、そのたびに頭を抱えている人も多いでしょう。特に2度目、3度目となると、これ以上何を書けばいいのか分からなくなってしまいます。今年は少し違うトピックをと考えているなら、環境問題を取り上げてみたらいかがでしょうか。この記事では、人権作文で取り上げたい環境問題トピックをご紹介します。

なぜ人権作文で環境問題を取り上げるのか

人権作文と環境問題の関係性がいまひとつピンと来ない人もいるでしょう。なぜ人権作文で環境問題を取り上げるのでしょうか。

人権作文とは

人権作文とは、その名のとおり「人権」をテーマにして自身の考えを書く作文です。人権とは、以下のようなものです。

「人権」とは,「人間が人間らしく生きる権利で,生まれながらに持つ権利」であり,誰にとっても身近で大切なもの,違いを認め合う心によって守られるものです。

(引用元:人権作文を応募いただく生徒の皆さんへ~人権作文の書き方~|法務省

しかし、現実の社会の中では、学校でのいじめ、病気や障害者に対する偏見や差別、外国人に対する差別、男女差別、高齢者に対する差別など、数多くの人権問題が存在します。人権作文は、私たちの身の周りで起こっている人権問題を取り上げ、それについて感じたことや考えたことを書く作文です。

法務省と全国人権擁護委員連合会は、1981年から毎年「全国中学生人権作文コンテスト」を実施しています。全国の中学で人権作文の宿題が課されるのは、その流れによるものです。

「環境権」は新しい人権

1960年代の高度成長期に、大気汚染、水質汚濁、騒音、振動などの公害が大きな社会問題となりました。それに伴い、すべての人は公害のない良好な環境で生活する権利を有するという「環境権」の考え方が生まれました。

「環境権」は、憲法上で保障されている人権ではありません。しかし、憲法25条に明記されている人権「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を行使するには、人々の健康的な生活を阻む原因となっている環境破壊を阻止しなくてはなりません。その意味で、環境権は「新しい人権」と呼ばれます。