人権作文をパクリなしで簡単に書く方法とは?留意点も紹介 ( 2 )

人権作文を書くときの留意点

人権作文を書くときは表現方法などにも注意が必要です。あまり考えずに書いてしまうと、作文のクオリティが高いにもかかわらず、高評価を得にくくなるのは言うまでもありません。

こちらの章では、人権作文を書くときの留意点について紹介していきましょう。

「共感」を得ることを意識する

人権作文を書く上で意識したいのが、読み手の「共感」を得ることです。書き手と読み手の双方が一つのテーマについて「共鳴」することで、人権を守る環境へと導けます。

実際に共感を得るためには、テーマとして選んだ人権問題が起きた背景(例:東日本大震災が発生した、国際結婚して子供が誕生した、広島に原爆が投下されたなど)をクローズアップし、人権侵害を受けている人物やその生活環境、そして周囲の反応などいった複数の情報にも触れていく必要があります。

差別用語を使用しない

人権作文の表現で気をつけたいのが差別用語です。特に性差別・部落差別・障害者差別を題材に選んだ場合、気づかず差別用語を使ってしまうことがあるかもしれないので、注意が必要です。

例えば「女医」「女史」「男勝り」などといった「女性」にまつわる言葉も差別用語とされています。

ネットで「差別用語」と検索すれば、どのような言葉が差別用語とされているかが分かるので、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

参考

性差別語(sexist language) | 柏市男女共同参画センター

冗長な表現をそぎ落とす

冗長な表現は、少なからず読み手にストレスを与えます。簡単かつ読み手が頭でイメージしやすい表現にブラッシュアップしましょう。

作文を書いている段階では集中しているため、冗長な表現に気づきにくいものです。一度作文を書きあげてから全体を読み返してみると、「この表現はくどいかも」「無駄な表現かも」ということが分かりやすくなります。

重複表現がないように書く

作文を書く上でありがちなのが、重複表現(=二重表現)を使ってしまうことです。

重複表現の一例として、「一番最初に」「違和感を感じた」などがあります。

「一番最初に」は、「一番」と「最初」が同じ意味なので重複した表現となります。この場合は、「最も早い(遅い)」または「一番早い(遅い」に置き換えましょう。

後者の「違和感を感じた」は、「感(じる)」が重なっているので重複表現です。この場合は、「違和感があった」「違和感を覚えた」と置き換えます。

重複表現があると、せっかく書いた作文が台無しです。忘れずに確認しておきましょう。

人権作文のお困りをお助けする、おすすめサイト

人権作文をパクリやコピペなしで書くとなると行き詰まってしまうこともあるかもしれません。

こちらの章では、作成段階で困ったときのおすすめサイトをピックアップしました。

テーマ決めで困った場合

人権に関するテーマを何にするか困ったときは、知識の引き出しを増やすためにも、各自治体や関連団体の公式ホームページにある「人権関連のページ」をチェックするのがおすすめです。

日本では、地域によって人権に関する取り組みに違いがあります。ちなみに韓国をはじめとする外国人の居住率が高い大阪府では、外国人の人権問題に関するページを作成しています。法務省や福島県には、東日本大震災による風評被害に起因する差別についてのページも存在します。

以下、テーマ決めで困った場合のおすすめサイトをピックアップしていますのでチェックしてみてください。

テーマ選びにおすすめのサイト

人権作文におすすめの表現

人権作文を書くには、表現方法をたくさん知っているほどスムーズに筆が進みます。

例えば「うれしかった」「楽しかった」「悲しかった」「寂しかった」「腹が立った」などの喜怒哀楽の表現する場合、あまりストレートだと幼稚な表現となり、文章の質が下がります。

以下のような表現に置き換えるのも一つの方法です。

「うれしかった」「楽しかった」を置き換える表現

  • 目を輝かせていた
  • 口元をほころばせた
  • 顔がほころびた
  • 満足げだった
  • 声が弾んでいた
  • 笑みを浮かべた

「悲しかった」「寂しかった」を置き換える表現

  • 表情がこわばっていた
  • 険しい目つきだった
  • 沈んだ声でつぶやいた
  • 笑み(=笑顔)が消えた

「腹が立った」を置き換える表現

  • 憤りを感じていた
  • 怒りのやり場がなかった
  • はらわたがにえくりかえった
  • 怒りで手が震えた

まとめ

パクリなしで人権作文を書くには、身近な出来事から構成案をじっくり練るなどの入念な下準備や表現方法が要となります。

作文を書く前のアクションがしっかりできていれば、途中で筆が止まって戸惑うこともなく、効率良く取り組めるでしょう。

また、人権作文は読み手を意識することも大切。特に「共感」を得られる内容にしたり、まわりくどい表現をそぎ落としたりすることで、読みやすさもアップします。今回の記事を参考にしながら人権作文に取り組んでみてはいかがでしょうか。

参考

「共感広げ人権守ろう」尾木ママが講演 差別と人権を考える佐賀県民集会|佐賀新聞LiVE

人権作文を応募いただく生徒の皆さんへ ~人権作文の書き方~|法務省

さまざまな人権問題|練馬区公式ホームページ

法務省「全国中学生人権作文コンテスト」、いじめがテーマの作品が最多に|リセマム

身近な人権について 考えてみましょう| 墨田区 

「牛乳配達や新聞配達までして頑張ってきた」発言は”職業差別”なのか? 差別語、不快語、ヘイトスピーチの違いって?|ダ・ヴィンチニュース

【体はしぼった!文章はどうだ?】くどい“メタボ文”を改善する「文章ダイエット」の奥義|リクナビNEXTジャーナル

この記事をかいた人

オダルミコ

オダルミコ

都内在住のライター。子育て・教育・ライフスタイル・働き方を中心に心をこめて執筆をしています。ライティングを通して、知識が増え、視野が広がることに生きがいを感じています。プライベートではティーンエイジャーの娘と息子の母です。