中学校受験は子供だけの勝負ではない!親ができる10のサポート - cocoiro(ココイロ) - Page 2

中学校受験勉強開始!親はトータルサポーターとして活躍

私立中学校を受験する勉強が本格的に始まった時、親はどのように受験生である我が子をサポートすればよいのでしょうか。重要なポイントは「監視」をすることではなく、「関心を持って見守る」ことにあります。あくまでも、受験をする当事者は子供という意識を忘れないようにしましょう。そこで受験生の一番身近な味方である親だからこそできるサポートを、具体的に見ていきましょう。

学習スケジュールの管理する

進学塾では学習カリキュラムに沿って授業とテストが実施されますが、子供一人一人の学習進度を逐一管理はしません。学習範囲が広く問題量も多いため、子供が自分で目標を決めて勉強を進めるのは難しいでしょう。

そのため、親御さんは進学塾のカリキュラムを正しく知り、学習スケジュールを組む必要があります。授業の予習・復習やテスト・模試の復習、弱点問題の繰り返し学習などを、子供の学力に合った進度で調整しましょう。

時には、全ての問題を解き切らずに週末のテストを受けなければならないこともありますが、そんなときは記録しておき、長期休暇等で勉強時間が確保できる時に消化できるようにしておきましょう。

食事や睡眠を管理し体調を整える

受験勉強は学力だけではなく、継続するための体力が非常に重要です。そのため、受験生本人が高いモチベーションを保って勉強に向かうことができるように、生活習慣・運動習慣を乱さないように声かけをしましょう。

【体調を整えるのに必要な正しい生活習慣】

食事
  • 主食と野菜をバランスよくしっかりと食べる。
  • 朝食を抜かない。
  • 間食は時間・量・内容を決めて食べる。
睡眠 生活サイクルを朝方にするため、早めの就寝を心がける。

(推奨睡眠時間)6~13歳:9~11時間

運動
  • 外遊びや運動・スポーツをする時間を増やす。
  • テレビやゲームなどの不活動な時間を減らす。

参考

少年期(6~15歳) 【ライフステージ別】|京都府

眠れていますか? 各年齢別のベストな「睡眠時間」がありました|HUFFPOST

身体活動・運動 (2)児童・生徒に対する対策|厚生労働省

入試直前期は冬の感染病が流行する時期です。受験生だけではなく、家族もマスク・うがい・手洗いを必ず行うように心がけ、人ごみを避けるようにしましょう。

精神的サポートを怠らない

受験生本人は、勉強が思うように進んでいない時だけではなく、うまくいっている時でも「不合格する可能性」の重圧を受けて不安な中で生活しています。そのため、親は子供の成績という「結果」に一喜一憂するのではなく、勉強に真摯に打ち込めているかという「過程」を見極めて声かけするようにしましょう。

積極的な姿勢で学んでいるにもかかわらず成績が上がらない場合は、勉強の仕方に問題があったり、子供自身に自信がない可能性があります。

また、小学校や塾での人間関係に悩んでいることもあるでしょう。しかし、小学校高学年になると親からの精神的自立が始まるため、親に悩みを打ち明けることに抵抗感のある子もいますので、無理に悩みを聞き出そうとすると親子関係が悪化してしまうこともあります。

そのため、親御さんは常に一貫性をもった対応が取れるように平常心を保って対応しましょう。子供の精神を安定させ、自分自身を肯定するためのサポートで大切なのは、関心を持って見守ることでしょう。

参考

精神の強い親がしない13のこと(2017.10.4)|Forbes JAPAN

子育てのあり方と倫理観、幸福感、所得形成 -日本における実証研究-|独立行政法人経済産業研究所、P23

中学校受験終盤!情報収集力と行動力で本番まで支え抜く

小学6年生の夏休みが終わると、いよいよ中学校受験も終盤です。受験生は、新しく学ぶ範囲はなくなり、過去問演習や志望校別対策を行うことで本番に向けて意識を集中させていきます。そんな時期に親ができるサポートは、受験手続や持ち物の準備です。子供が安心して入試を受けられるように、情報を収集し間違いのないように準備しましょう。

実際の受験校を決める!選定のポイントを抑える

小学6年生の夏休みが終わる頃、大手進学塾では合不合を判定する全国模試が実施されます。この時期の全国模試の偏差値を基に、これまで漠然と見えていた「志望校」の中から、実際に入試を受ける「受験校」を選定しましょう。

受験校はこれまでの受けた全国模試平均偏差値を基準に選びます。偏差値ごとの受験校パターンは3つあります。

【偏差値ごとの受験校パターン】

偏差値
チャレンジ校 これまでの全国模試平均値+5~10ポイント
実力適正校 これまでの全国模試平均値
合格有望校(滑り止め) これまでの全国模試平均値-5~10ポイント

参考

2019 第4回合不合判定テスト 参加者配布資料|四谷大塚、P2

受験校の3パターンの中からどのように選定すればよいのでしょうか。重要な3つのポイントをおさえておきましょう。

1:第1志望校は変更しない

受験校を選定する際に最も大切なのは、「第1志望校は変更しない」ということです。第1志望校は子供がこれまで長く苦しい受験勉強を取り組む上でのモチベーションを支えてきた学校です。そのため、成績が振るわないからといって第1志望校を急に変えてしまうと、子供は足場を失い、本番までの踏ん張りが利かなくなってしまうことがよくあります。

2:我が子のメンタル面を考慮して併願パターンを組む

入試スケジュールの管理は、合否の順番が決まるため非常に重要な作業です。中学校受験は2月1~5日の5日間でほとんどの学校の入試が行われます。初めての入試というだけでなく、これまでの勉強の成果を一度の試験で判定されることに緊張している受験生は、その重圧の中で5日間を過ごすことになるわけです。

そんな受験生のメンタル面を最も落ち着かせるのは、1校でも早く合格を勝ち取ることでしょう。そのため、入試初日は合格有望校を受験する併願パターンが最も理想的です。

しかし、難関校の入試日程は2月1~3日に集中していますので、チャレンジ校である第1志望校の試験日程が2月1日である場合、メンタル面でリスクを負うことになります。そのため、我が子だけでなく親御さん自身の精神的負担をよく考慮して併願パターンを考えましょう。

3:「ダブル出願」「トリプル出願」は日程管理が超重要

近年Web申請が導入されたために、入試前日まで出願が可能になりました。そのため、前日以降の入試の合否によって出願パターンを変更する「ダブル出願」「トリプル出願」を行う方が増えています。

この時、同日に複数校を出願しておく必要があるため、次の5点に留意してスケジュールを練りましょう。

  • 出願方法
  • 出願期限
  • 出願料と合格の場合の返金有無
  • 併願校の合格発表時刻
  • 移動に時間的・体力的な無理がないか

併願パターンについては、中学校受験の大手進学塾である四谷大塚の資料に分かりやすく説明されています。下記を参考にしてください。

参考

2019 第4回合不合判定テスト 参加者配布資料|四谷大塚、P2~4