申し込み時の留意点
東京都の私立高校授業料などの無償化および軽減の申請をする場合は、文部科学省・東京都・東京都私学財団の関連ホームページで情報をチェックし、内容を熟読し、理解しておきましょう。申込時の留意点は以下のとおりです。
都外在住の都内私立高校の在校生は対象外
東京都内の私立高校には、隣の神奈川県・千葉県・埼玉県から通学している生徒もいます。
前述にも記していますが、都が展開している「私立高等学校等授業料軽減助成金」と「私立高等学校等奨学給付金」の対象は、東京都在住者に限られています。
また、神奈川県・千葉県・埼玉県では、居住している県外の高校に通う場合、国の就学支援金の対象となっていても県で管轄している助成金は対象外となるので、注意が必要です。
手続きは毎年あり
東京都の私立高校授業料などの無償化や軽減に関する手続きは、一度申請したら卒業まで申請しなくても良いと思う方もいるかもしれません。しかしながら、毎年度決められた期間に手続きしないと授業料などの軽減や無償化の適用が継続されません。
手続きの期間に関しては、前述の「【種類別】助成金の申請方法」に記載しています。
まとめ
文部科学省管轄の「高等学校等就学支援金制度」のほかにも、東京都では、私立高校の授業料無償化の独自制度である「授業料軽減助成金」を運用しています。年収が760万円未満であれば、授業料が無償ですが、申請にはマイナンバーなどの書類も必要となるので、チェックしておきましょう。
また、手続きは毎年行うこととなっており、「高等学校等就学支援金制度」と「授業料軽減助成金」ではそれぞれ手続きに違いがあるので、事前に申請の流れについても把握することをおすすめします。
参考
高校無償化「高等学校等就学支援金制度」を知ろう [学費・教育費]| All About
私立高校の授業料実質無償化で受験は変わる?【2020年度版】|インターエデュ