ママだってイヤ!親を困らせる【イヤイヤ期の女の子】特徴&対応方法 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

イヤイヤ期の女の子への対応


成長の段階にあるがゆえに、「イヤイヤ」と自分の意志を主張する女の子たち。いったいどのように対応してあげれば、子供の成長に良い効果を生むのでしょうか? 今回はイヤイヤ期の女の子にとりたい親の対応を、3つご紹介していきます。

(1)「ここは譲らない」親のルールを作る

1つ目は、「ここは譲らない!」という、親目線のルールを作るということです。子供には子供なりのこだわりがあり、それがかなわなければ強く反抗を続けたり、泣き叫んでしまうことさえあります。そうなってしまっては落ち着くのを待つ必要があり、なかなか次の動作に移れません。

そんな場合は、まずは「これだけは絶対に譲らない!」というルールを作ってみるといいでしょう。例えば着替えに時間がかかるようであれば「何でもいいので服を着ること」、お出かけをする際には「どんなルートでもいいので、目的の場所に安全に到着すること」などです。これを守れるのであれば、子供の主張に歩み寄ってあげましょう。ルールさえ守れていればいいと考えることで、許容できる子供の行動の幅を広げることができます。

(2)別のことで気持ちを切り替えさせる

2つ目は、「別のことで気持ちを切り替えさせてあげる」ということです。別のことというのは、子供が好きなことや、興味を持つようなこと。例えば歯磨きをしたくないとイヤイヤしている場合には、「一緒に絵本を読んだら歯磨きしようか」などと気をそらすのです。

子供自身も親の言うことを聞かなければいけないことは分かっているはずです。一度気持ちを切り替えることで、気持ちの整理をする時間をとることができます。また「自分の気持ちに寄り添ってくれた」と思ってもらうことも、子供を落ち着かせるために効果的です。

(3)子供の意志を尊重する

3つ目は「子供の意志を尊重してあげる」ということです。ご紹介したように、子供がイヤイヤ期に見せる行動は自己主張の表れです。大人には分からなくても、子供なりのこだわりがあるのです。

まずはその意志を認め、尊重してあげましょう。例えば着てほしいお洋服をなかなか着てくれない場合は「○○ちゃんはリボンがついたお洋服が好きなんだね」、「自分でやってみたいんだね」など、子供の意志を言葉にしてあげるのです。自分の意志を尊重してくれている、と分かるだけで落ち着く子供もいます。

娘のイヤイヤ期に疲れたら?親の気分転換方法

成長に大事な時期だと分かってはいても、日々の「イヤイヤ」が続くと参ってしまうというお父さん、お母さんは少なくありません。毎日真剣に向き合い続けることも大切ですが、親がつらい気持ちになると、子供にも伝わってしまいます。

ストレスをためないためには、「諦める」ことも大切です。完璧を求めずに、定めた最低限のルールさえ守れればいいと考えるだけで、「○○しなきゃ」という義務感から少し離れることができます。

どうしても疲れてしまったら、周りの手を借りることも大切です。お手伝いをしてくれる人に家事をお願いしたり、子供を預かってくれる美容院へ行ったりなど、イヤイヤ期を乗り越えるためには親の気分転換も大切です。

おわりに

「魔の2歳児」とも呼ばれるイヤイヤ期の子供たち。しかしそれは自己主張を覚えた、成長の証なのです。

女の子のイヤイヤ期は特に、言葉で激しく意志を表現しようとしたり、お洋服や持ち物へのこだわりを強く主張してきたりします。そんな我が子の姿にイライラすることもあるかもしれません。しかし主張できるようになったことは、少しずつ大人へと近づいていることを表しているのです。

完璧を求めるのではなく、我が子はどんなことに興味を持つのかな? どんなこだわりを持つのかな? と、子供の成長を楽しみながらイヤイヤ期を乗り越えましょう。

参考

「イヤイヤ実態調査」第一弾の結果を発表|博報堂広報室

2歳、3歳、イヤイヤ期の対応は? 保育士も実践する基本の3ステップ|Hugkum

3.子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題|文部科学省

イヤイヤ期の女の子って?3つの特徴と子育てを楽しむコツ|ママナ

諦めも肝心ーー先輩ママ3人が語る「子どものイヤイヤ期、こうして乗り越えました」|りっすん

イヤイヤ期はいつからいつまで?女の子への対応と乗り切り方|主婦のタシナミ

調査データから判明!イヤイヤ期の「なぜ?」「どうする?」効果的な対処法を大研究!【イヤイヤ期専門家監修】|HugKum

第一次反抗期とは 年齢別にイヤイヤ期の対処法を解説|AllAbout 暮らし

【教育研究家に聞く】「赤ちゃん返り」は大切!? 上手に対応する9つの方法|ウチコト

この記事をかいた人

mio_yamamoto

立教大学観光学部卒。豊かな教育は豊かな街を作ることに繋がると考え、教育業界にて6年間講師職に従事。現在は働く人を支えるべく、社会保険労務士の勉強中。趣味はアンテナショップ巡りとプログラミング、iPadで写真に手書き加工をすること。食べることが大好きで全体的に太ってきてしまったので、暇さえあればストレッチや筋トレに励む毎日です。