履歴書の研究課題はどう書く?採用担当者はこんな所を見ている! - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

就職活動に欠かせない履歴書……書類選考から始まる企業などもあることから、採用担当者に認めてもらえる最善の履歴書作りをしなくてはいけません。

大学生が書く履歴書の中には「研究課題」という項目があります。初めて書く履歴書で、何をどう書けば良いのか分からないという方も少なくないでしょう。この記事では、履歴書の研究課題の書き方について詳しく解説していきます。

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なぜ研究課題の欄があるの?採用担当者が見るポイント

そもそも、なぜ履歴書に「研究課題」の欄があるのでしょうか? また、採用担当者はどのようなポイントを見ているのでしょうか? 研究課題の欄から採用担当者が読み取ることについて知っておきましょう。

学業にきちんと取り組んできたか?

研究課題の欄で採用担当者が着目しているのは、「学業にきちんと取り組んできたかどうか」です。学生の本分は勉学です。学生時代に真面目に学業に取り組んできた人であれば、研究課題の内容もしっかり書かれているはずだと思われます。面接のときにも、質問にきちんと答えることができるでしょう。

反対に、学業に真剣に取り組まず、研究課題も疎かにしてきた人は、書く内容も面接での回答もあやふやになりがちです。そうなってしまうと、採用担当者に適当で無責任な印象を与えてしまいかねません。書かれている研究課題の「レベル」ではなく、「どのような姿勢で取り組んできたのか」「その課題で何を得ることができたのか」ということを、採用担当者は見ているのです。

説明する能力やプレゼン能力はあるか?

自分の専門分野をほかの人に分かりやすく伝えるには、それなりの能力が必要です。語彙力・プレゼン能力などがなければ、自分の伝えたいことがうまく伝わりません。語彙力・プレゼン能力などの「他人に伝える力」は、就職してからも必要なものです。複雑で専門的な内容を、素人である採用担当者に分かりやすく伝えることができるかどうかは、個人の能力を図る上で重要なポイントと言って良いでしょう。

専門分野を分かりやすく伝えることができるか?

大学で学ぶことは、非常に専門的な分野であることが多いです。例えば医療・福祉系の学生が同じ業種に進むのであれば、お互いに分かる部分も多いですが、ほとんどの場合、採用担当者は学生の学問に対して知識を持っていません。

そんな採用担当者に自分の言いたいこと・伝えたいことをきちんと説明するには、「分かりやすく」伝えられる能力が必要です。「〇〇とは何?」と質問された場合、噛み砕いて適切な日本語で表現する力があるかどうか、相手を納得させるだけの知識があるかという点は、プレゼン能力にもつながってくるため重要なポイントとなります。

就活生の人柄はどうか?

採用担当者が就活生を見極めたいと思う点は、人柄が大部分を占めるでしょう。いくら優秀でも周囲との協調性がない人間では困りますし、体裁ばかりを気にしていて中身の乏しい人間には魅力を感じないものです。

履歴書とは、そもそも自分がどのような人間なのかを分かってもらう、アピールするための書類です。採用担当者は、履歴書の書き方や内容などから就活生の人柄を知りたいと思って見ています。書いている内容や記入方法などの少ない情報からでも、ていねいである・誠実である・真面目に学業に取り組んでいるなど、採用のプロが見れば分かる項目がたくさんあるのです。

履歴書の研究課題の書き方・注意点は?

履歴書に研究課題を書くときには、注意したいポイントがあります。基本的な押さえておきたいポイントを、4つ解説します。

ていねいに書く

近年では、パソコンで作成した履歴書でも良いという企業もありますが、ほとんどの場合は手書きの履歴書になります。その際は、とにかくていねいに書くことがポイントです。文字のうまさに差が出てしまうのはある程度仕方のないことなので、ていねいに書くように心がけましょう。また、誤字脱字は厳禁です。出来上がったら、必ず自分で見直しをしましょう。家族や友人など、近しい第三者に見てもらうのも良いかもしれません。

過程・成果を明確にする

研究課題は「何に取り組んだのか」ではなく、「どう取り組んだのか」が重要なポイントです。成果だけではなく、取り組んだ過程についても記載することを忘れてはいけません。基本的な書く順番は、以下のとおりです。

  1. 研究した内容
  2. 研究するに至った背景
  3. 問題点
  4. 具体的な説明
  5. 最終的な研究結果

ただ思ったことを書いてしまうとまとまりのない文になるので、下書きである程度骨格を作ってから書くようにすると良いでしょう。

誰にでも分かりやすく書く

専門的な学問を学んできた学生にとっては分かる内容でも、採用担当者には伝わらないことが多々あります。専門用語を羅列してしまうと、せっかくのアピールが全く伝わらないことも考えられます。

こんなに難しい課題に取り組んできたのだということではなく、難しいことを分かりやすく伝えられる力があるのだということをアピールできるように、誰にでも分かりやすい内容で説明できるよう心がけましょう。

「特になし」は絶対にNG!

履歴書の研究課題の欄に「特になし」と記載するのは絶対にダメです。就活生の中にはゼミに所属していなかったり、研究課題に取り組んでいない人もいるかもしれません。そのような場合は、その理由をきちんと記載し、学生時代に積極的に取り組んだことや、学業の中で得ることができたものなどを書くようにしましょう。履歴書に空白や「特になし」は厳禁です。