物理、生物、地学など、さまざまな分野に分かれている理科の授業。その中でも特に化学は苦手だという子供が多い分野でしょう。しかし、苦手科目だからといって得点を落とすわけにはいきません。それでは化学は暗記を頑張れば高得点が狙えるのでしょうか？ 今回は化学の暗記方法と、暗記をする際のコツについてご紹介します。
もくじ
化学は暗記で得点が取れる？
化学反応式を書いたり、理由を述べたり、化学は自分の頭で考えて答えを導き出すことが多いのでは？ というイメージを持つ人もいるでしょう。しかし、化学の問題は2種類に分けることができます。自分で答えを導き出すものと、暗記で対応できるものの2つです。
物質の名前や原理の名前などは、暗記しておくことで試験でも対応することができます。また、知識を増やしておけば自分で考える問題にも対応できるようになるでしょう。
暗記で対応できる基礎知識を覚えておくことは、応用的な問題を解くために必要な土台を作ることにもつながっています。そのため、まずは暗記事項を覚えてしまうことが、化学で高得点を狙うポイントになるのです。
化学の暗記におすすめの方法とは？
「ここからここまでをすべて暗記してしまおう」と考えても、化学の知識はそう簡単に覚えられるものではありません。化学の暗記項目は日本語、アルファベット、数字などさまざまな文字が使われています。正確に覚えるためには、何度も反復する必要があるでしょう。
また、暗記の方法は人によってさまざまです。そのため、まずは子供に合った覚え方で暗記を進めることが大切です。そこで今回は、おすすめの暗記方法を4つご紹介します。性格や状況に合った暗記方法を使って、化学の暗記に取り組みましょう。
（1）暗記学習用サイトで覚える
化学の暗記におすすめの方法の1つ目は、暗記学習用のWebサイトを使って覚えることです。
勉強をする際にはノートや教科書、そして筆記用具などを準備しなければいけません。しかしWebサイトを上手に使うことで、スマートフォンやパソコンがあれば、気軽に取り組め流ため、勉強を始めるハードルを下げることができます。外出先で手軽に取り組んだり、友達と一緒に楽しく覚えたりすることができるでしょう。ブックマークやお気に入りに入れておき、ちょっとした時間を化学の学習時間に有効活用できるかもしれません。
例えば、「耳たこ高校化学暗記帳」では、高校化学で習う項目が分野別に並べられています。学習したい分野を選択すれば、問題のページを見られます。解答部分はグレーの文字で「解答」と表示されており、クリックすると実際の解答が表示されます。クリックして進めていくことで、テンポよく、そしてゲーム感覚で暗記を進めることができるでしょう。
参考
（2）語呂合わせで覚える
化学の暗記におすすめの方法の2つ目は、語呂合わせで覚えることです。語呂合わせにして覚えることで、関連する言葉や事象もまとめて暗記できます。
語呂合わせは自分で考えることも可能ですが、友達と一緒に作ったり、市販の問題集に記載されている語呂合わせを暗記したりすることもできます。ほかにも語呂合わせをまとめているWebサイトを活用して、手軽に化学用語を暗記していくことが可能です。
参考
（3）暗記用の参考書で覚える
化学の暗記におすすめの方法の3つ目は、暗記用の参考書を使って覚えることです。化学は入試に必要になることもある科目であるため、多くの参考書が出版されています。暗記用の参考書であれば入試や定期テストでよく出るポイントを踏まえながら、暗記を進めていくことが可能です。
参考書には赤シートで暗記できるもの、フルカラーのもの、図表が充実しているもの、暗記用のドリルが取り外しできるものなどさまざまな種類があります。実際に内容を見て、子供が「これなら覚えやすそう！」と思えるものを選ぶようにしましょう。
（4）アプリで覚える
化学の暗記におすすめの方法の4つ目は、アプリで覚えることです。スマートフォンを持っている子供であれば、通学時間や遊びに出かけているちょっとした時間に化学の暗記に取り組めます。また、アプリを使うことで楽しんで覚えられるため、化学に触れる時間を少しでも長くしたい！ という場合におすすめです。
化学の学習につながるアプリの例として、「動く！AR元素周期表」が挙げられます。元素周期表をアプリ内のカメラで読み取ると、元素ごとに組み込まれた動画が再生されるアプリです。元素に関する説明を聞くこともでき、理解を深めることができるでしょう。
