修学旅行の作文の書き方について解説!ポイントを押さえて書こう - cocoiro(ココイロ) - Page 2

修学旅行の例文集

ここからは、実際の修学旅行の例文集を見ていきましょう。ぜひこちらの例文集をお子さんに見せ、作文を書く際の参考にさせてあげましょう。

京都編

歴史を感じられる建物が多くある京都の街並み。僕は、京都へこの修学旅行で初めて訪れました。

今まで何度か写真などで目にはしていましたが、間近でみる京都の重要文化財は、どれも素晴らしく、見たものにしか味わえない感動がありました。特に清水寺は、僕の心に深く残り、「清水の舞台」から見た綺麗で壮大な景色は、忘れられない思い出となっています。

この修学旅行は、僕にとってこれまであまり興味の湧かなかった歴史について深く知るきっかけとなるものでした。実際にその場所を訪れて自分の目で見るということは、こんなにも強い興味を抱かせてくれるということに気づかされた旅でした。

沖縄編

今回の修学旅行で訪れた沖縄は、南の国ならではの開放的な雰囲気のする場所でした。

海での水上スポーツやカヌー体験、資料館を訪れるなどさまざまな場所へ行きましたが、私は、訪れる場所で、いろいろな気持ちになりました。

海では、友達とお腹の底から笑い合い、楽しい思い出ができ、カヌー体験では、沖縄の自然をたくさん感じて、カヌーを漕ぐ楽しさを知ることができました。

戦跡を知ることのできる資料館では、当時の記録を見て辛い気持ちにもなりましたが、今まであまり知らなかった戦争について知ることができ、とても良い経験になったと思います。

何不自由なく暮らせることが幸せだということを、忘れそうになるときもありますが、私はこれから、ここで見た景色を忘れず、平和であるということに感謝して生きていきたいと改めて思いました。

東京編

日本の首都であり、中心地である東京への修学旅行は、僕にとってずっと前から楽しみにしている行事でした。

東京駅に降りてみると、僕の想像以上に都会で、ビルが立ち並ぶ風景は、少し圧迫感があり、無機質な印象も受けました。

一方、浅草へ行くと、そこは、いかにも下町といった印象で、東京駅とは全然違う雰囲気がありました。僕は、この暖かい浅草の雰囲気が一瞬にして好きになりました。

修学旅行が終わり、地元に帰ると、地元の良さを実感することができ、憧れていた東京より、生まれ育ったこの町が、僕には合っていると思いました。住んでいる場所とは違う他の地を訪れることで、自分の地域の良さを実感するなんて、思ってもみませんでしたが、僕にとってこの修学旅行は、将来について考えさせられるとても良い機会になったと思います。

作文が苦手な子供におすすめの参考書

作文への苦手意識を克服するのであれば、参考書などで作文の書き方を学習することがおすすめ。ここからは、おすすめの参考書を紹介します。

出口汪の作文講座: 15ステップですらすら書ける (小学館)

『出口汪の作文講座:15ステップすらすら書ける』は、15ステップの中で、日本語の規則を身につけ、論理的に作文を書けるように構成されています。分かりやすく、細かい説明が特徴的で、簡単な内容から難しい内容へと、子供が学習を進めやすいように工夫がされています。

《とまつ式》公立中高一貫校 合格をつかむ作文トレーニング(創元社)

『≪とまつ式≫公立中高一貫校合格をつかむ作文トレーニング』は、受験に対応した参考書ですが、受験に関わらず、作文が苦手な子供におすすめしたい本。実際に出題された過去問を解き、解説を読むことで、作文力を上げることができます。また、「友だちについて考えよう」などといったトレーニングもあり、頭の中で考えていることを書き出すことで、子供は、思考力や書く力を鍛えることができます。