TOEIC初心者の勉強法・おすすめ参考書とアプリ・得点テクニック - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

進学・就職・昇進で評価されやすい英語の資格と言えば、TOEICでしょう。TOEICは英検と仕組みが全く違うため、初挑戦の人はどこから手をつけていいか分かりにくいものです。この記事では、TOEIC初心者はどのテストを受けて何点を目指せばよいのか、TOEIC勉強法と本番のテクニックについて、詳しく解説します。

初めてのTOEIC!初心者がTOEICを受けるには

TOEIC L&R とTOEIC S&W のどちらを受けるか

TOEICには、聞く・読む力を測るTOEIC Listening & Reading Test(TOEIC L&R)と、話す・書く力を測るTOEIC Speaking & Writing Tests(TOEIC S&W)があります。まず先に受けたいのがTOEIC L&Rです。なぜなら、TOEIC L&Rは短期間で得点を上げやすいのに対し、TOEIC S&Wはある程度英語力をつけてからでないと得点をあげることは難しいからです。また、TOEIC L&Rの方が知名度が高く、英語力のアピールがしやすいという利点もあります。

【目標設定】まずは500点を目指そう

TOEICでは、初心者も上級者も同じテストを受けます。結果は、合否でなく得点で示されます。TOEIC L&Rの満点は990点で、リスニングとリーディング各100問、それぞれ495点ずつ配点されています。TOEIC500点台は英検2級に相当し、それ以上得点すると、一般的に「語学力あり」と評価されます。TOEIC L&Rで英語力をアピールできる500点台を、まず目指しましょう。

TOEIC対策の前に英文法と単語の基礎を固めよう

今まで英語が不得意だったが、これからTOEICを受験するという方は、突然TOEICの公式問題に取り組まない方がいいでしょう。TOEICのテストは初心者も上級者も同じテストですから、長文や難しい問題も多く含まれています。何の準備もないまま公式問題集に取りかかると、全く歯が立たず、途中で挫折してしまいかねません。まずは英文法をおさらいし、単語量を増やしてから、TOEIC対策を始めましょう。

TOEIC初心者の勉強法とおすすめ参考書・アプリ

初心者がTOEICで500点を目指す場合、最も効果の上がる勉強法は、テキストや問題集の数を絞り込み何度も繰り返し勉強することです。つい目移りしてあれもこれも手を出すと、結局どのテキスト・問題集も中途半端になってしまい、モノになりません。それより、1~2冊を完全に覚えるまで繰り返す方が、短期間で実力を上げられます。

中学英語の文法をしっかりと復習

英文法は、英語を理解する上でとても大切です。なぜなら、英語の仕組みは日本語と異なるからです。英語の仕組みを理解しないことには、例え単語が分かっても、文章全体の意味は分かりません。

今まで英語が不得意だった方は、中学の英文法に戻ってしっかりと基礎をおさえましょう。英文法の基本事項はほとんど中学時代に習うものです。高校で習う分詞構文や仮定法は、中学レベルの英文法が身についていれば難なく理解できます。

このような参考書を用いながら、改めて中学の文法を復習しましょう。

単語は発音と一緒に覚える

知っている単語が増えれば増えるほど、確実に英語の理解度が上がります。初心者は、まず単語帳を使って語彙数を増やすのが効果的です。その際、気をつけたいのが発音も一緒に覚えることです。音声テキストやアプリを使い、目と耳の両方で覚えると、リーディングのみならずリスニングの練習にもなります。

英文の聞き、読みある程度できるようになれば、TOEIC公式問題集を解き、分からない単語を書きだし、自分で単語帳を作るのもおすすめです。その際も、発音の確認は必ずしましょう。おすすめしたいのは以下の参考書です。

TOEIC教材でリスニング練習

基礎的な英文法と単語が頭に入ったら、リスニング練習に取りかかります。リスニング練習は、TOEIC専用の教材を使って学習しましょう。

映画やドラマなどでリスニング練習したいところですが、残念ながら、おすすめはできません。なぜなら、TOEICではさまざまな発音やアクセントの英語を理解する能力を求めるからです。TOEICのリスニングパートのスピーカーは、アメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリアの4国の出身者ですが、映画やドラマでは、たいていどこか1ヶ国の発音・アクセントが流れるものです。また、TOEICはビジネス・経済・科学など幅広いトピックをカバーしていますが、映画ではトピックや語彙に偏りがあります。したがって、TOEIC専用の教材で学習するのが最も効果的です。

教材を購入したら、フレーズをそっくり覚えてしまうほど繰り返し聞きましょう。聞けば聞くほど、細かい発音の違いなどもはっきりと聞き取れるようになり、語彙力も伸ばせます。

TOEIC公式問題集を繰り返し解く

究極のTOEIC対策は、TOEICのテストを作成しているETSが出版している公式問題集を繰り返し解くことです。英文法や単語の学習は、この問題集をこなすための準備と言えます。本番の試験内容は、この問題集とほぼ同じです。

問題集には、1冊に2回分のテストが収録されています。まずは時間を測って力試しをしてみましょう。その後、リスニングパートはそのまま覚えてしまうぐらいに繰り返し聞きます。リーディング問題も自然に口をついて出てくるまで音読します。できれば問題集2冊分を覚えるまでやりつくせば、相当の実力がつくことは間違いありません。

短期間で効果!スタディサプリやコーチング

「どうしても短期間で得点を上げたい」「独学では挫折しそうで不安」というときは、費用はかかりますが、スタディサプリやコーチングを利用するのも手です。最短で高得点を得られる勉強法を研究し尽くしているプロに助けてもらえば、自分であれこれ迷わずにすみます。また、1人ではどうしても怠けてしまいそうな時も、コーチが上手にモチベーションを上げてくれます。

参考

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