なぜやる気がないの?子供に行動力がない原因を知り克服しよう - cocoiro(ココイロ) - Page 2

親が子供の行動力を高める7つの方法

子供の行動力を高めるために親ができることを、上記7つの原因別に見てきましょう。

方法1:正しい生活習慣、運動習慣を身につけさせる

正しい生活習慣は、一朝一夕で身につけられるものではなく、幼児期から毎日取り組むことが大切です。

【正しい生活習慣・運動習慣の心がけ】

食事
  • 主食と野菜をバランスよくしっかりと食べる。
  • 朝食を抜かない。
  • 間食は時間・量・内容を決めて食べる。
睡眠 生活サイクルを朝方にするため、早めの就寝を心がける。

(推奨睡眠時間)

  • 1~2歳:11~14時間
  • 3~5歳:10~13時間
  • 6~13歳:9~11時間
  • 14~17歳:8~10時間
  • 18~25歳:7~9時間
運動
  • 外遊びや運動・スポーツをする時間を増やす。
  • テレビやゲームなどの不活動な時間を減らす。

参考

少年期(6~15歳) 【ライフステージ別】|京都府

眠れていますか? 各年齢別のベストな「睡眠時間」がありました|HUFFPOST

身体活動・運動 (2)児童・生徒に対する対策|厚生労働省

子供がより良く成長できるように、習慣づけの手伝いをしてあげましょう。

方法2:人生の先輩との対話機会を設ける

大人はどのように考えて生きているのか、子供に最も近しい存在である親御さんが話して聞かせる時間を日常的に作ることが大切です。親御さんと話すことによって、子供たちは「大人だから当然できる」のではなく、自分と同じように悩み失敗を繰り返して大きくなることを理解します。そうすることで、将来の目標や夢を考えるきっかけを持てるようになるのです。

また、子供の将来の可能性を広げる手段の一つとして、職業体験イベントに参加するのもおすすめです。職業体験イベントの講師がプロであったり、子供がその職業を理解できるようイベント内容が組まれています。子供が興味を持つきっかけ作りとなる職業体験イベントは全国各地で開催されていますので、下記参考をご覧になってください。

参考

夢★らくざプロジェクト

こども応援プロジェクト|西部グループ

キッザニアだけじゃない!?こどもたちが職業体験できるスポット(2019.7.4)|PINTO

方法3:社会が求めるルールやマナーを教える

親御さんが子供を関心を持って見守り、社会のルールやマナーを守っていない行動・発言をした場合に、すぐに注意するようにしましょう。

親子で社会の求めるルールやマナーを考える機会は、一緒に時事問題について会話をするのが効果的です。時事問題について子供の率直な意見を聞き、考えを深掘りするような質問をすることで思考力を育てることもできます。

時事問題について会話をするきっかけとしておすすめなのが、子供が安心して簡単に読むことのできる「子供新聞」です。子供新聞は、大手紙では読売新聞・朝日新聞・毎日新聞の3紙が発行していますので、下記参考からお子さんがお好みのものを選んで会話のきっかけ作りをしてみましょう。

参考

読売KoDoMo新聞

朝日小学生新聞

毎日小学生新聞

子供新聞はどれがおすすめ?読売・朝日・毎日の違いと子供新聞の効果を教えます!|トリセツ

方法4:周囲と係わり価値観や判断基準を教える

親子だけでなく、夫婦の会話が子供の発想のきっかけになることもあります。子供は、両親がどのように問題を発見し解決していくのかをそばで見て学びます。そのため、家庭内では大人が解決策をすぐに提示するのではなく、家族間で問題を共有し相談して解決する声かけを心がけましましょう。

また、親御さん自身が周囲の人と接する機会を増やし、お子さんに他者と係わって楽しむ姿を見せましょう。子供は両親の楽しげな姿を見て、自分も他者と一緒に楽しく過ごしたいという意欲を持つようになります。そのため、子供にできるだけ集団の中で遊ぶ機会を作り、協調性を育む環境作りを心がけましょう。

方法5:小さな目標から成功体験を増やす

まずは親御さんが「努力は必ず報われる」という言葉は「努力すれば必ず結果が出る」という意味ではなく、「努力したことは無駄にならない」という意味だと理解することが肝要です。その上で、当初求めていた結果は得られなかったとしても、子供が積極的に努力をしている姿を褒めるようにしましょう。

また、子供の目標が大きすぎる場合は、段階を分けてスモールステップを助言することもいいでしょう。いくら努力は無駄にならないと分かっていても、毎回結果が得られなければ子供はやる気を失ってしまいます。それを防ぐためにも、小さな目標を成功していく体験を積み重ねられるように手助けしてあげましょう。

方法6:自己肯定感を高め具体的手法をアドバイスする

自己肯定感とは、自分自身が「自分は大切な存在だ」「自分は生きる価値のある存在だ」と認め、自分を肯定して受け入れる意識を言います。自己肯定感が高まると、自分が存在することに自信が持てるようになり、自分が進む道は正しいと信じることができるようになります。

親が我が子の自己肯定感を育てる取り組みは5つあります。

  1. さまざまな個性が集まって社会が構成されていることを子供に意識させ、我が子の個性も認める。
  2. 他者と比較することなく、我が子のありのままの発達を見守る。
  3. 親自身が自己肯定感を持って生きる。
  4. 我が子の人生に愛情を持って、積極的に関与する。
  5. 我が子に規則正しい生活習慣を身につけるよう働きかける。

上記の取り組みを心がけ、子供の自己肯定感を高めた上で、目標達成するためにはどのような手段・方法があるかを助言・提示しましょう。

子供が一人でできることはできるだけ関心を持って見守り、子供だけではどうしようもない場合は手助けするようにし、子供の自主性を妨げないことも大切です。

方法7:失敗したことを客観的に分析させる

失敗で気落ちするのは仕方がありません。しかし、失敗することは悪い事でも、これまでの努力が無駄になるわけでもありません。

そのため、我が子を励ましながら、実行した手段・方法を一緒に見直しましょう。親御さんと一緒に客観的に失敗原因を分析することで、子供は再チャレンジの糸口を見つけることができます。

また、失敗したからといって0からやり直す必要はない場合は、努力は無駄ではなかったことにも気がつくことができます。

まとめ

行動力がないお子さんは、親御さんが思っている以上に自分自身が行動力を持てないことを情けないと思っているものです。お子さんは、自分に行動力がないことを悩んでいても、どう解決したらよいのか分からずにいるのではないでしょうか。

親御さんがお子さんの行動力を高めるためにできることは、お子さんが悩んでいる原因を愛情を持って探ることです。お子さんは家庭の愛情の中で、自己肯定感ややる気などの前向きな感情を学びます。そのため親御さんは、親子の会話の中で、お子さんが何に悩みやる気を出せないのかに気がつくことが大切です。

参考

ばっちり  生活習慣! ~ できることから一歩ずつ ~|笠岡市教育委員会

第5章 社会全体の意識改革 1 子育て家庭を取り巻く状況と家族をめぐる変化|内閣府

時事問題へのなぜなぜ問答を通して地頭力を鍛える親子の会話(やりすぎ注意)(2018.1.14)|プログラミング的思考で子どもを育てるブログ

子どもの協調性を育てるために親が気をつけたいポイント(2018.11.20)|伸芽’sクラブ

多くの人があまりにも早々に目標を諦めてしまう「7つの理由」(2017.3.23)|TABILABO

仕事でミスをしたときにショックから立ち直る方法 2位「ミスの要因を徹底的に分析する」|エキサイトニュース

行動力がない原因とトレーニング法-精神保健福祉士が解説①|ダイレクトコミュニケーション

行動力がない人の特徴&原因|行動力がある人になる10の方法とは?|Smartlog

「行動力がない」を克服する7つのヒント|モチラボ

行動力のない人が行動力を高めたら世界がひっくり返る。(2019.10.1)|BLUE×FREE

当てはまったらヤバい…『行動力』がない人に見られる5つの特徴|NAVERまとめ

この記事をかいた人

Ginamy

慶應義塾大学経済学部卒業。日商簿記検定2級・医科2級医療事務の資格保有。経理・一般事務を経験し、結婚を機に家庭に入る。3人の男の子のママライター。自身が中学・高校・大学・資格試験の受験を経験。育児・教育・書籍に関心。趣味は整理整頓・おしゃべり・K-POP・読書。地元少年野球部に参加する息子達を夫婦でサポート。子供の夢を叶えるべく、進学塾の通信講座受講での中学受験を目指し、家庭学習を支える。息子達がいてくれるからこその青春と感動と苦悩に感謝!