面接などの際に自分の行動力をPRしたいという方もいるのではないでしょうか。しかし、ただ行動力があることをアピールするのではなく、どんな行動力が求められているのかも理解する必要があります。今回は、行動力を自己PRする具体的な方法や求められる行動力についてご紹介します。
もくじ
「行動力」を自己PRするには?
行動力とは、目標を達成するために行動を実際に起こし、目標を実現していこうとする力のことをいいます。自己PR文を提出する際に、自分の行動力を相手に伝えたいという方も多いのではないでしょうか。行動力があることを相手に伝える際は、相手を納得させる方法で伝えることが望ましいでしょう。行動力を自己PRするための効果的な方法について、具体的にご紹介します。
まずは行動力が分かるエピソードをリスト化
例えば、就職活動の際に自己PRで行動力をアピールしたい場合は、就職先の企業の社風や仕事内容などを調べ、自分の行動力をどのように生かすことができるのかを考える必要があるでしょう。これまでの自身の経験を振り返り、相手が求めているような行動力を発揮した場面を思い出してみましょう。
経験を思い出しながら、そのときの状況や行動を具体的なエピソードとしてリスト化し、頭に思い浮かべられるようにまとめることで、行動力の具体的な効果を伝えやすくなります。積極的に行動を起こした結果、学校やチームなどにどんな成果・メリットがもたらされたかなど、なるべくプラス評価につながりやすい具体的な結果についてまとめてみましょう。リスト化することにより、さまざまなシーンで使い分けて自己PRできるようになります。
ボランティアや留学経験なども効果的
国際化がますます加速する中、学生時代に学校の制度で海外留学したり、ボランティア活動に参加する方も少なくないでしょう。留学経験やボランティア活動は行動力をアピールするために有効なエピソードですが、注意したいのは「留学しました」「ボランティア活動に参加しました」という事実を伝えるだけでなく、そのときの経験をどう生かしていきたいかを伝えることです。
留学の場合は、語学の習得だけでなく、異文化に触れて感じたことや学んだこと、人間関係の広げ方など、人として成長できたエピソードも一緒に挙げることで行動力の意味がより明確になります。
ボランティア活動の場合は、活動を通して経験したことや失敗談、そこから学んだことなどを伝えることで、積極的に行動することの意義を伝える効果が期待できます。
必ず具体性のあるエピソードを選ぶこと
自己PRとして行動力をアピールしたいときは、より具体性のあるエピソードを選ぶことが大切です。行動力が意味することはさまざまで、漠然としたイメージを持つ方も多いでしょう。自身が行動したエピソードの中から、特に苦労した点や努力した点を示すような話をまとめるようにし、目標を達成するためにどのような工夫をしたのか具体的に説明できるといいでしょう。
たとえば、「新しいクラブを立ち上げた」というエピソードがあった場合は、クラブを立ち上げるためにどのような行動を起こしたのか、どのようなことに苦労し、どう乗り越えていったのかなども盛り込むようにしましょう。
準備が整ったら自己PR文を書く
行動力を自己PR文として文章にまとめる際は、複数あるエピソードの中から特に印象深いものを選びます。長文だと逆に伝わりづらくなってしまうため、まずは先に結論を伝え、その後に具体的なエピソードや結果、その経験をどう生かしていきたいのかを述べるといいでしょう。例えば、大学のエピソードで自己PRを書く例文として、以下のようなものがあります。
「大学時代、○○サークルで××イベントを企画しました。より大規模でインパクトがあるものにしたいと考え、他の大学の○○サークルにも声をかけました。代表メンバーに直接会いに行き、『こんなイベントにしたい』という想いを伝えた結果、10大学が参加。イベント当日は○千人を動員し、成功を収めました」
(引用元:自己PRで「行動力」はどうアピールすればいい?【例文つき】 | リクルートエージェント)
行動したことによって得られた成果や思い、なぜ行動しようと思ったかについて完結にまとめている例文です。ぜひ参考にしてみてください。