行動力があると幸せになれる?行動力のある人の11の特徴

行動力の主な源は「やる気」、つまり好奇心や意欲です。なぜ人は行動力があることを良しとし、物事に意欲をもって取り組むことを勧めるのでしょうか。当記事では、行動力と人生の幸福の関係について研究結果をもとにご説明し、さらに幸せな人生を送る行動力のある人の11の特徴をご紹介します。

行動力がある方が良い理由

一般的に行動力があるのは良いと考えられていますが、それはなぜなのでしょうか。行動力の意味を知り、人が生きる意味に触れながら行動力の必要性を考えていきましょう。

行動力とは

行動力とは、何かしようと決心したときに、実際に行動を起こして目的を達成する力や勇気・度胸のことです。事前の計画をもとに目的を達成する力を指す「実行力」とは異なり、「行動力」とは事前の計画がない場合や準備不足の段階・緊急時においても、目的をもって積極的に動く意欲のことをいいます。

私たちは日々、あらゆる場面で意思決定を繰り返しながら生活しています。その状況や目的にかかわらず、生きるために絶えず必要となる力が「行動力」なのです。

行動力がないということは、意思決定ができなかったり、決断する気力がない状態を指し、一般的に「優柔不断な人」とネガティブな評価をされてしまうことがあります。

人が生きる糧となるのが「幸福」

私たちが生きる意味はたくさんありますが、そのうちの一つに、より大きな幸福を探し求めることがあるのではないでしょうか。辛く苦しい体験も、その先にある幸福を目指しているからこそ耐えられます。

私たちにとっての幸福とは、物質的に豊かな文化の中にあっても、身体的・精神的・社会的に満たされた生活を送ることだといえるでしょう。

行動力と幸福の関係

では、行動力があることと、人が幸福になることにはどのような関係があるのでしょうか。

杏林大学の研究者が発表した「優柔不断と幸福度の関連」のレポートによると、自分で意思決定ができない個人ほど、自分は幸せだと思えていないことが示されています。

この研究を踏まえると、意思決定ができる、つまり行動力のある人は、心身ともに充実した豊かな人生を歩める可能性が高いと考えられます。そのため、行動力は私たちが幸せな人生を送るために必要なものの一つだといえるでしょう。

今、子供たちに求められる行動力

行動力の源となるのが、あらゆる物事への好奇心や意欲です。近年、青少年の意欲が欠如していることが社会的に問題視されています。文部科学省が「意欲に欠ける青少年」の様子を整理したものを、以下の7点にまとめました。

  1. 基礎的な体力の低下や不足で、思考や行動に集中できない。
  2. 将来に希望や価値を見いだせないため、学習や努力に対して意欲がわかない。
  3. 意欲や行動が社会のルールやマナーを逸脱しているため、評価されない。
  4. 意欲が自己完結的で、他者や社会と関わりの中で達成しようとしないため、行動が評価されない。
  5. 意欲はあるものの、先々の不安や負担を考えて行動する前に諦めている。
  6. 意欲はあるものの、適切な方法が分からない。
  7. 意欲があり行動したものの失敗し、ショックから抜け出せず再挑戦できない。

このようなことを改善するために、文部科学省は新しい学習指導要領等の目標として、子供たちに必要と考える資質・能力について次のように記しています。

複雑で変化の激しい社会の中では、固有の組織のこれまでの在り方を前提としてどのように生きるかだけではなく、様々な情報や出来事を受け止め、主体的に判断しながら、自分を社会の中でどのように位置付け、社会をどう描くかを考え、他者と一緒に生き、課題を解決していくための力が必要となる。

(引用元:2.新しい学習指導要領等が目指す姿|文部科学省

つまり、情報社会の中で自ら取捨選択する判断力を持つだけでなく、社会の中での自己の存在意義を見いだして、周囲の人と協力して問題解決できる力を子供たちに求めているのです。

自分から、そして、他者と協力しながら問題に立ち向かうことは、好奇心や意欲を駆り立てるきっかけとなります。こうした行動力の源となる意欲を持つことが、子供たちが将来幸せな人生を歩むことにつながると期待されます。