TOEIC®︎に必要な単語が分かる!おすすめの単語帳や勉強法など - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

TOEIC®︎の試験では、単語をどのくらい知っているかがスコアを大きく左右する重要なポイントとなります。それでは、どのくらい単語を知っていればいいのでしょうか。また、どの単語を覚えればスコアアアップできるのか分からない人もいることでしょう。当記事では、TOEIC®︎の試験対策に必要な単語やおすすめの単語帳、効果的な勉強法などを紹介します。

【スコア別】TOEIC®︎に必要な単語数は?

TOEIC®︎に必要な単語数は、目標スコアにより違います。自分が狙うスコアによりどの単語をどれだけ覚えるか決めるといいでしょう。ここでは、TOEIC®︎の試験内容やスコアごとのレベルの目安を見ながら、TOEIC®︎に必要な単語数を解説します。

TOEIC®︎テストの試験内容

TOEIC®︎のリスニング&リーディングテストはマークシート形式の試験で、全200問を約2時間で解きます。詳細は以下のとおりです。

テスト時間/問題数

  • リスニング:約45分/100問
  • リーディング:75分/100問

テスト結果

  • リスニング:5〜495点
  • リーディング:5〜495点

テスト問題の構成

  • リスニング:写真描写問題・応答問題・会話問題・説明文問題
  • リーディング:短文穴埋め問題・長文穴埋め問題・長文理解

リーディングの短文穴埋め問題が主に語彙力と文法力が問われる問題と言われていますが、短文穴埋め問題に限らずリスニングや長文理解など幅広い分野において語彙力が必要となります。

参考

TOEIC®︎ Program DATA & ANALYSIS 2019|IiBC,p3

TOEIC®︎のスコアの目安

TOEIC®︎の公式サイトに記載されている「レベル別評価の一覧表」を参考に、リーディングセクションの試験における語彙レベルの目安や特徴をまとめました。

リーディングのスコア 語彙力レベルの特徴
5〜220
  • 簡単な語彙やよく使われる句は理解できる。
  • 理解できる語彙が限られている。
225〜320
  • 簡単な語彙が理解でき、中級レベルの語彙を理解できることもある。
  • 難しい語彙が理解できない。
  • よく使われている単語でも、例外的な意味や慣用句的な使い方は理解できない。
  • 類語・同義語の区別ができない。
325〜420
  • 中級レベルの語彙の理解ができる。
  • 文脈中の難しい語彙や、よく使われる単語の例外的な意味・慣用句的な使い方が理解できることもあるができないこともある。
  • 類語・同義語の区別ができないことが多い。
425〜495
  • あまり使用されない語彙、さまざまなトピックで使用される語彙、よく使われる単語の例外的な意味、慣用句的な使い方が理解できる。
  • 類語・同義語が理解できる。
  • 多くの考えや複雑な考えが、少数の単語または複雑な方法で表現されている、難解な語彙が使用されている、などの場合に理解できないことがある。

レベル別評価の一覧表|TOEIC Listening & Reading Test|IIBCより筆者作成)

自分の現在のTOEIC®︎スコアとレベル別の語彙力の特徴を比べることにより、自分の今の語彙力や弱点を把握することができ、今後の単語学習の目標や学習内容を決めるのに役立ちます。

TOEIC®︎に必要な単語数の目安

それでは、TOEIC®︎の受験対策にはどの位の単語を覚えれば良いのでしょうか。TOEIC®︎に必要な単語数の目安は、公式には発表されていません。ですが、TOEIC®︎のスコアごとの英語のレベルやその他の英語の試験との相関を考えると、TOEIC®︎のテストには最低でも3,000語、300点から500点を目指すのであれば5,000語程度が必要な単語数の目安と予測されます。また500点から800点の高得点を狙うのであれば、最低でも7,500語から10,000語以上の単語数が必要と言えるでしょう。

参考

各資格・検定試験とCEFRとの対照表|文部科学省

TOEIC(R)テストの語彙数と語彙レベル|weblio英会話コラム

TOEICに出現する単語数は10,973語|トイグル

TOEIC®︎に出てくる単語の特徴

TOEIC®︎では「日常会話」だけでなく「ビジネス英語」「オフィスの英会話」などが中心に出題されます。中学・高校で学んだ単語だけではリスニング問題や長文理解などで内容が十分理解できないと感じる人も多いようです。ここでは、TOEIC®︎に出てくる単語の特徴や実際によく出てくる単語などについて紹介します。

基本単語

『TOEIC®︎のテストにでる順英単語』によると、TOEIC®︎の模擬問題を分析した結果、頻出順で見た単語数の最初の500語がTOEIC®︎テストの総語数の約70%を占めているとのことでした。この500語の多くが中学校で学ぶ基本英単語です。ですから、TOEIC®︎のテストを受験する人は目標とするスコアに関わらず、中学校で学ぶ単語をきちんと理解できているかを確認しておきましょう。

<基本単語の例>

company 会社 want 〜することを望む office 事務所、職場
call 呼ぶ、電話をかける service 接客 order 注文、注文する
way 方法、やり方 store 店、蓄え business 事業
pay 支払う report 報告、報告する rate 割合
offer 申し出る account 口座 available 利用できる
conference 会議 employee 従業員 decide 決める
department 部、部門 notice 気がつく、通知 complete 全部の
happen 起こる public 公共の provide 供給する
allow 許す develop 開発する international 国際的な
agree 賛成する appointment 予約 opportunity 機会

参考

河上源一(2011)『カラー版TOEICテストにでる順英単語』KADOKAWA/中経出版

頻出単語

TOEIC®︎の語彙対策では、試験によく出る単語を中心に覚えると効率良くTOEIC®︎のための語彙力が身につきます。TOEIC®︎の頻出単語は、市販の単語帳を利用して学習するのが効果的です。多くの単語帳が過去のTOEIC®︎の試験データを分析して頻出単語を厳選しているので、TOEIC®︎に特化した単語を学習したい人や短期間で語彙対策をしたい人にもおすすめです。日常生活またはビジネスの場でよく使われる単語が多いのが頻出単語の特徴です。

<頻出単語の例>

estimate 見積もり/見積もる potential 潜在的な remind 気づかせる
intend …するつもりである despite …にもかかわらず complimentary 無料の
although …だけれども venue 会場 immediately ただちに
contemporary 現代の Appliance (電気の)器具 assist 助ける
inspection 視察 necessary 必要な expire (有効期限が)切れる
associate 同僚 paperwork 文書業務 remain …のままである
Correct 訂正する /正しい certainly 確かに applicant 応募者
forget 忘れる appear …のように見える vote 投票
cause 原因/引き起こす grocery 食料品店 launch 開始する
procedure 手順 invitation 招待 negotiate …と交渉する

絶対に覚えたい!TOEIC頻出単語1,000語まとめ|優先順位2: 試験によく出るTOEIC単語225語|トイグルより筆者作成)

読解問題に役立つ単語

TOEIC®︎のリーディング問題のPart7は、1つまたは複数の文書を読んで設問に答える問題です。この読解問題はリーディング問題の100問中54問と半分以上を占めており、ここでどのくらい確実に点数を取るかが重要なポイントとなります。英語の文書でよく使われる動詞や形容詞、名詞などを中心に学習するといいでしょう。

<読解問題に役立つ単語の例>

subscribe 購読する enclose 同封する deal with 処理する
be supposed to …であると思う itinerary 旅行計画 significant 重要な
eligible 適任の implement 実行する occur 起こる
predict 予測する depart 出発する worth …に値する
whenever …する時はいつでも otherwise さもなければ formal 正式の
relevant 関連のある yield 産出する approximate およそ
decline 断る/減少する apologize  謝罪する administrative 管理の
contribute 提供する/貢献する donate 寄付する aside from …は別として
unless …しない限り dedicate 専念する anticipate …を予期する
evaluation 評価 profit 利益 below …より下に

絶対に覚えたい!TOEIC頻出単語1,000語まとめ|優先順位3: 内容理解に差が出るTOEIC単語225語|トイグルより筆者作成)