中学3年・国語の内容と勉強法を紹介!国語の成績をUPさせよう!

中学3年生は受験生となる1年。多くの生徒が高校受験に照準を絞ってラストスパートをかけていきます。レベルも上がり、国語の勉強法に悩む子供も増えてくるのではないでしょうか?

この記事では中学3年生が学ぶ国語の学習内容と、成績UPのための勉強法をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

中学3年国語の主な学習内容は?

そもそも、中学3年生の子供はどのような勉強をしているのでしょうか。中学3年生で学ぶ国語の内容を単元ごとにご紹介します。

古文・和歌
  • 係り結びの意味と見分け方
  • 歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに直す方法
  • 「動作主」「会話主」の意味
  • 古文の主語の読み取り方  など
国語文法
  • 「主語」「主部」の違い
  • 修飾語,被修飾語とは何か
  • 熟語の構成
  • 「文節に区切る」「単語に区切る」の違いとやり方
  • 文の成分の見分け方
  • 謙譲語・尊敬語・丁寧語の見分け方
  • 補助の関係
  • 並立の関係の見分け方
  • 接続語と独立語の違い
  • 主語と被修飾語について
  • 動詞の活用の種類について
  • 自動詞と他動詞の見分け方
  • 形式名詞・代名詞・連体詞の違い
  • 助詞と助動詞
  • 音便とは何か?
  • 副詞・連体詞・形容詞・形容動詞の違い  など
漢文
  • レ点と一・二点の読み方
  • 漢詩の韻について
  • 一・二点とレ点の3つが連続したときの読み方  など
  • 直喩と隠喩の意味
  • 口語自由詩などの意味
  • 比喩(ひゆ)の区別
  • 表現技法の見分け方
  • 体言止めと倒置法の区別  など
短歌・俳句
  • 対句(ついく)の見分け方
  • 俳句の切れ字
  • 枕詞(まくらことば)とは何か
  • 短歌について  など
説明的文章
  • 説明的文章の読み取りのコツ
  • 書き抜き問題の答え方  など
小説・物語・随筆
  • 読解問題の読み取り方
  • 登場人物の気持ちのとらえ方  など
その他
  • 音と訓の見分け方
  • 図やグラフを読み取って書く小論文の書き方
  • 読書感想文の書き方
  • 意見文の書き方
  • 鑑賞文の書き方 など

中学3年の国語学習内容 定期テスト対策サイト|ベネッセ 教育情報サイト より筆者作成)

こうして列記すると、こんなにも難しく、幅広く学習しているのかと思ってしまうかもしれません。国語が苦手・成績が思うように上がらないという子供が増えるのも分かる、と感じる親もいるでしょう。

古文・和歌

古文や和歌はなじみのない表現や仮名遣いなどでどうしても難しく感じてしまいがちな単元です。ここでは古文・和歌の単元から3つをピックアップして、勉強法についてご紹介します。

歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに直す方法

歴史的仮名遣いは現代の仮名遣いとは異なりますので、現代の仮名遣いに沿った表記に置き換えるとわかりやすくなります。置き換え方にはいくつかの例があり、この例を覚えてしまうだけでも、かなり役に立ちます。

  • 語頭と助詞以外の「は・ひ・ふ・へ・ほ」は「わ・い・う・え・お」に置き換える
  • 「ゐ」・「ゑ」・助詞以外の「を」は「い・え・お」に置き換える
  • 「ぢ・づ」は「じ・ず」に置き換える
  • 「くわ」は「か」に,「ぐわ」は「が」に置き換える

この4つについては基本中の基本。ある程度の数をまとめて出題されることが多いので、このポイントは忘れないようにしましょう。

係り結びの意味と見分け方

係り結びとは「係りの助詞(係助詞)」と「結びの語」の関係を表すものです。現代文ではなかなか使わないのですが、係り結びにはある一定の法則があります。

  • 文中の「ぞ・なむ」:文末は「連体形」・意味は強調
  • 文中の「や・か」:文末は「連体形」・意味は疑問(反語)
  • 文中の「こそ」:文末は「已然形(いぜんけい)」・意味は強調

普通は文末には「終止形」が、「係助詞」が出てきたら文末の活用形が変わると覚えておくといいでしょう。この法則をきちんと頭に入れることができれば、読み進めていくことも係り結びを見分けることも容易になります。

重箱読み・湯桶読み

通常漢字の熟語は「音読み+音読み」「訓読み+訓読み」で読みますが、中にはこのルールとは異なる読み方をするものもあります。

種類 定義
重箱読み 音読み+訓読みで読む熟語 台所・職場・残高・団子 など
湯桶読み 訓読み+音読みで読む熟語 敷金・豚肉・雨具・場所 など

重箱読み・湯桶読みがどんなものなのか、元の漢字の音読みと訓読みが理解できているのかがポイントです。

国語文法

国語の中でも文法が苦手、という人は少なくありません。自分たちが何気なく使っている言葉を学び直すだけなのですが、なかなか理解できないということもいるでしょう。ここでは文法の代表的な学習内容と勉強のコツをご紹介します。

 「修飾語」が修飾している文節の見つけ方

修飾語がどの文節を修飾しているのかはよく出題される問題ですが、その見分け方にはコツがあります。

  • 修飾語を各文節の前に動かして無理なく意味が通る文節を探す
  • その修飾語の例を考えて似ているものに置き換えてみる

まず、対象となっている一文を文節に分け、その上で修飾語を見つけましょう。一つ一つ「文節の前」に当てはめてみることがポイントです。当てはめた上で意味が通る文節があれば、その文節が修飾されている文節です。中には意味が通る文節が複数あるケースもありますが、そのときは対象となる修飾語を使った他の文を作ります。その文と同じ意味の文を考えて、どの表現が一番近いのかを見極めていきます。

謙譲語・尊敬語・丁寧語の見分け方

大人でも敬語をうまく使いこなせるか、自信がない人も多いでしょう。敬語には3つの種類があります。一つの動詞に対してどのように変化するのか見分けなくてはいけません。

丁寧語
  • 丁寧な言葉遣いで相手を敬意を表すいい方
  • 語尾を「~です」「~ます」「~ございます」とするのが主な特徴
尊敬語
  • 相手の動作や持ち物など相手に関わるものごとについて述べるときに使う
  • 主語は相手になる
謙譲語
  • 自分(話し手)の動作に使い動作を受ける人に対する敬意を表す
  • 主語が自分やその身内・自分の組織の人になる

【敬語】丁寧語・謙譲語・尊敬語の一覧表|マナラボ より筆者作成)

まずはこの3種類の敬語の定義を理解することがポイントです。動詞がどのように変化するのか、いくつかのパターンを見て確かめましょう。

基本形 丁寧語 尊敬語 謙譲語
行く
  • 参ります
  • いらっしゃる
  • おいでになる
  • 伺う
見る
  • 見ます
  • ご覧になる
  • 拝見する
わかる
  • わかりました
  • おわかりになる
  • ご理解いただく
  • かしこまる
  • 承知する
読む
  • 読みます
  • お読みになる
  • 拝読する

この表からも分かるように、尊敬語や謙譲語は基本形の単語と全く別の単語に置き換わることが多いのが特徴です。「主語は誰か」をポイントに考えると分かりやすいでしょう。

主語と被修飾語について

被修飾語は文節であり、文の成分ではないことがポイントです。文章は、次の5つの成分からなるものです。

  1. 主語
  2. 述語
  3. 修飾語
  4. 独立語
  5. 接続語

被修飾語を文の成分には含まれないものです。修飾語と被修飾語は同じ文の中でも離れて置かれていることもあるので、注意が必要です。

参考

【国語文法】 修飾語,被修飾語とは何か|進研ゼミ 中学講座