記憶力が悪いのは覚え方の問題?今すぐ実践したい記憶力を高める方法 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

記憶力を高めるために親ができること

親は小手先のHOW TOではなく、子供が成長して大人になっても生かせるサポートをすることができます。適切な生活をして、元気な体をつくってあげるつもりで関わるようにしましょう。

規則正しい生活を送るサポートを!

記憶において、睡眠時間は大切な役割をしていることは先述したとおりです。適切な睡眠時間を確保するには、規則正しい生活をすることが大切です。具体的には、起床時間、食事の時間、スマートフォンを利用する時間、就寝時間を家族みんなで決めることができれば規則正しい生活を送ることが当たり前になります。

まずは、1週間続けて同じ時間に起きて朝食を取るようにしましょう。早く起きれば、夜は疲れて眠ることができます。注意するポイントは、寝る直前にスマートフォンや食事、激しい運動をさせないような習慣を作ることです。脳が興奮状態になっていると体が疲れていても眠れないので悪循環に陥ります。家族みんなで生活習慣を見直すいい機会だと思って実行してみてください。

青魚を取り入れた食生活を!

青魚には、脳神経を活性化させるDHAや血液をサラサラにするEPAが多く含まれています。青魚にはサンマやイワシ、サバなどがありますが、手軽に摂取する方法としておすすめなのが缶詰です。家族4人でサバの水煮缶(190g)を2缶食べれば、十分なDHAを摂取することができます。また、マグロやブリの刺身にも多く含まれているのでおすすめです。

参考

DHAを含む食材~DHAはお魚から~|マルハニチロ

適度な運動を促す!

筑波大学などの研究グループの実験によると、10分程度の軽い運動をするだけで海馬が刺激され、記憶能力が高まることが分かっています。実験内容は、10分間自転車をこぐ運動をした後に約600枚の絵を見て記憶するというもので、運動後の正答率は安静時よりも5.5ポイント高い結果になりました。

ランニングなどのハードな運動ではなく、自転車をこぐ、ウォーキングをする、ヨガをするなどの軽い運動で記憶力を向上させる効果が見られています。お子さんと1駅多く歩いたり、自転車で買い物に行ったりするなど、一緒に体を動かす機会を適度に作ってみてはいかがでしょうか。

参考

10分間の運動で記憶力アップ 筑波大、学生実験で確認|朝日新聞デジタル

まとめ

記憶力が悪いと思い込んでしまうと、学習する意欲が高まりません。「忘れる」ということを大前提に考えて、1回や2回では覚えられないのは当たり前というメンタリティーを作ることで、記憶力を今までとは違う捉え方で見ることができるようになります。今回の記事が、どうすれば効率よく記憶できるかを考えるきっかけになれば幸いです。

参考

物忘れを防ぎ、記憶力を高める10の習慣|NIKKEI STYLE

物覚えの悪い人が知らない記憶のカラクリ|東洋経済オンライン

記憶力が悪いは改善できる!脳科学に学ぶ “忘れない”暗記法|キャリアサプリ

この記事をかいた人

katsu

オランダの小学校で教員になるために、オランダに移住した元小学校教員。「ひとりひとり違った形や色があって、それがいい」と考え、イエナプランを取り入れた学級づくりや授業づくりに取り組む。ファーストキャリアは旅行会社!「教育」と「旅」をライフワークに、フリーライターとして活動中。Twitterで毎日オランダの教育ニュースを発信中!
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