家庭教師の時給って相場はどれくらい?資格や学歴は必要? - cocoiro(ココイロ)

大学生や社会人のアルバイトとして人気の高い家庭教師。高時給であることは分かっていても、いったいどのくらいの額を得られるのか気になるところでしょう。

この記事では家庭教師の時給や主な業務・体験談などをまとめました。家庭教師のアルバイトを検討している方はぜひ参考にしてください。

家庭教師の時給の相場を知ろう!

家庭教師は実績を積めば昇給はあるものの、多くのケースでは雇用形態によってスタートラインの時給が定められています。ここではおおよその相場についてご紹介します。

アルバイト・パートの場合

家庭教師専門のバイト一括登録サイト「家庭教師登録センター」によると、家庭教師の時給相場は1,500~1,800円とされています。これはあくまでも基本の部分で、以下の要素によって時給は変動します。

  • 指導経験の有無
  • 教員免許等の有無
  • 指導する生徒の年齢
  • 指導する地域

小学生を担当するのと、大学受験を担当するのとでは指導時間や内容が大きく変わりますし、地方よりは首都圏の方が時給が高い傾向にあります。また登録する家庭教師の企業によっても時給は変わります。

派遣社員の場合

家庭教師の仕事の年収・時給・給料情報のサービスを提供している「求人ボックス」によると、派遣社員の場合の平均時給は1,703円となっています。求められるスキルや経験によって変動するのはアルバイト・パートと同じで、登録する会社によっても時給額は変動します。2,000円以上の高時給を設定されている人も多くいるのが特徴といえるでしょう。

正社員の場合

「求人ボックス」によると、正社員として家庭教師の仕事に就いた場合、平均年収は400万円・月収換算に換算すると33万円程度となっています。有名講師などの場合は、年収600万以上というケースも。アルバイトや派遣社員などと比べると、所属する家庭教師の会社が提供する福利厚生などを受けられるメリットがあります。

家庭教師に必要な資格・学歴は?

家庭教師をやってみようと思ったときに気になるのは、学歴や資格が必要なのかということ。ここでは家庭教師に必要な資格や学歴があるのかどうかをご紹介します。

必須の資格はない

家庭教師として仕事をする際に、基本的に必須の資格というものはありません。学校の先生のように教員免許が必要ということもなく、実力社会ですので高卒でも問題はありません。

TOEIC・英検などの学力を証明できる資格は有利

近年ではTOEICや英検などの対策をしようと家庭教師を依頼するケースや、受験に向けて資格の取得を考えているケースが増えてきました。そのため、同じ家庭教師でも自分自身がTOEICや英検など学力が証明できる資格を保有していると、生徒への信用度が格段にアップします。特に中学生以上の生徒を担当するのであれば、資格保有者は圧倒的に有利ですし、時給や年収アップにつながるポイントになります。

有名大学在学・卒業生は有利

会社によっては高卒でもOKというところもありますが、プロの家庭教師を目指すのであれば学歴は高いに越したことはありません。また超難関大学や有名大学の在校生や卒業生は、その実績が高く評価されます。多少のネームバリューは影響するといえるでしょう。

家庭教師の主な業務は?

家庭教師の業務はどのようなものなのでしょうか? ここでは実際に行われる家庭教師の業務内容についてご紹介します。

受験・テスト対策

高校や大学の受験に合わせた受験対策や各学校の定期テスト対策は主要な業務となるでしょう。志望校やテスト範囲に合わせて、点数のアップを目指し、過去問の対策などを行います。

推薦・AO受験対策

近年では国立大学がAO入試を導入したこともあり、推薦入学やAO受験の対策用に家庭教師を利用するケースも増えてきています。受験形態が多様化している背景もあり、小論文の書き方などを指導することもあります。

各家庭のニーズを優先する

家庭教師は各家庭のニーズに合わせることが大切です。「宿題をみてほしい」「学習習慣をつけてほしい」など初歩的なことや「この大学に合格したい」などの目的やニーズに合わせた指導を行うことが最優先されます。