子供におすすめの狂言を紹介!
子供と一緒に観に行きたい狂言のおすすめ演目を3つ、ご紹介しましょう。基本的に狂言の演目は上演時間も短く笑い話がほとんどですので、ほかの演目でも機会があればぜひ観に行きましょう。
棒縛(ぼうしばり)
狂言随一と言っても良いほど、有名な演目です。話の筋は知らなくても、天秤棒を水平に担いだ演者を観たことのある方もいるのではないでしょうか。主人公は太郎冠者(たろうかじゃ)と次郎冠者(じろうかじゃ)の2人。2人の主人は自分が外出中にいたずら者の2人がお酒を盗み飲みしないように棒で縛ってしまいます。しかし酒蔵に行き酒の匂いに我慢できなくなった2人の取った行動は‥?何と言っても、手を縛られながら何とかしてお酒を飲もうとする2人の様子が笑いを誘います。
柿山伏(かきやまぶし)
小学校の教科書にも掲載されているため、子供たちも親しみが持ちやすいかもしれません。諸国を漫遊していた山伏がある日、お腹が空いて柿を盗んだところを柿の木の持ち主に見つかってしまって、、というお話です。柿泥棒の山伏が、泥棒をごまかすためにするさまざまな生きもののモノマネが見どころです。
附子(ぶす)
主人公は太郎冠者(たろうかじゃ)と次郎冠者(じろうかじゃ)の2人。附子というのは、「毒」という意味ですが、お師匠様が留守にしたとき、屋敷に留守番を命じられた太郎冠者と次郎冠者の2人は「附子(猛毒)が入っている」と言われた桶の中身が気になって仕方ありません。。。クスッと笑ってしまうほど単純なお話ですが、このお話は一休さんのなかにも取り入れられており、名作笑い話と言えるでしょう。
まとめ
子供と一緒に楽しむ狂言についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。まだまだ敷居の高いと思われがちな伝統芸能ですが、せっかく日本に暮らしているのですから、この機会にぜひ観に行って観ましょう。小中学校でも日本の伝統文化を伝える学習はカリキュラムに含まれていますし、ま子供を対象にした初心者向けの教室も最近は多く開かれています。たとえ大人が初心者で会っても、子供と一緒に学ぶことでより親しみやすくなるでしょう。