EdTech(エドテック)とは?ICT教育・eラーニングとの違い

EdTechとICT教育の違いとは?3つの違いにまとめました

ICT(情報通信技術)の発達により、経済は大きな発展を遂げました。ICTと教育に活用する取り組みという意味でたびたび登場するのが、「EdTech(エドテック)」、「ICT教育」、「eラーニング」です。3つはそれぞれどういう意味で、どのような点で違うのでしょうか?

Edtech(エドテック)とは

EdTech(エドテック)とは、Education(教育)Technology(技術)をかけ合わせた造語です。子供が使う教材にパソコンやスマホ、タブレットを用いたり、紙のテキストからオンラインに接続されたデジタル端末でテキストを読んだり、授業動画を見たり、ドリルを解いたりできるような技術を開発する取り組みを指します。

またEdTech以外にも、既存産業に『tech』がついた造語は数多くあり、それらの造語は総称してXtech(クロステック)と呼ばれています。

Xtechは既存産業とテクノロジーを組み合わせた製品やサービスの総称で、ZOZOTOWNが代表的なFashionTech(ファッションテック)や、仮想通貨や電子マネーで勢いのあるFinTech(フィンテック)など、多くのXTechサービスがあります。

参考
現代のベンチャー企業を知る|日本政策金融公庫

EdTech・ICT教育・eラーニングの違い

EdTech・ICT教育・eラーニングについてそれぞれ簡単にご説明します。

ICT教育とは

ICT教育とは、ICT機器を用いて行われる教育のことです。具体的には、学校にパソコンを設置して授業で使ったり、インターネットで授業を公開したり、生徒にタブレットを配布して電子機器を用いた学習習慣を身につけさせるなどの事例があげられます。

eラーニングとは

eラーニングとは、インターネットを介して学ぶ学習形態のことです。LMS(Learning Management System)と呼ばれるインターネット上で教材配布を行ったり、学習管理を行うシステムがベースになっています。いつでもどこでも学ぶことができ、受講者の理解同等に合わせた学習提供が可能となる仕組みです。

参考
eラーニングとは|デジタル・ナレッジ

EdTechとICT教育の3つの違い

EdTech・ICT教育・eラーニングは一見同じような意味の言葉に思えますが、実はまったく違う意味の言葉です。それぞれの言葉の違いを理解するため、3つの切り口でまとめました。1つずつ解説していきます。

属性 包括範囲 活用 or 使用
EdTech ビジネス領域 広い 活用
ICT教育 教育方法 普通 使用
eラーニング 学習形態 狭い 使用

①包括範囲の大きさ

まず1つに包括範囲の大きさに違いがあります。eラーニングはインターネットを通じていつでもどこでも学習することのできる技術やカリキュラム、ICT教育はICTを活用した教育形態、EdTechはそれらを可能にする産業や業界を指します。

包括範囲の大きさとしては『Edtech>ICT教育>eラーニング』となり、EdTechは教育の仕組みそのものを買える可能性を秘めているのです。

②ビジネス領域と教育方法、学習形態の違い

EdTechは主にビジネス領域において、教育とITを用いた革新的なビジネスの取り組みを指します。一方、ICT教育はICTを活用した教育方法のことを指します。さらにeラーニングはインターネットを使った学習形態のことです。

EdTechとICT教育、eラーニングにはビジネス領域と教育方法、学習形態という言語背景の違いがあります。

③活用と使用の違い

EdTechはテクノロジーを活用して教育に革新的な変化を起こすような意味合いが強くなっています。一方ICT教育とeラーニングでは、教育現場にICT技術を使用する、インターネットを使った学習機会を作るという意味合いが強く、高度な問題解決手法としての意味合いはあまり強くありません。

参考
EdTechとeラーニングの違い|もしも数学教師がITベンチャーに入社したら