レポートで箇条書きは使える?レポートの書き方とポイントを紹介 - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

レポートとは、一般的に意見や提案が記述されている報告書のことを指します。そのレポートを書くときに箇条書きを使っても良いのか?……と迷われる方も多いと思います。そこで当記事では、レポートで箇条書きは使えるかどうかや基本的なレポートの書き方をご紹介します。レポート提出を求められて困ってしまったときに、ぜひ役立ててください。

【結論】レポートで箇条書きは適度に使用しても良い

結論から言うと、レポートで箇条書きは適度に使用しても良いとされています。いくつかの項目を挙げたい場合などは、箇条書きを使うことで視覚的に見やすくなり、読み手にも伝わりやすくなるので有効です。書き手も箇条書きを使うことでまとめやすくなるというメリットもあります。必要であれば、レポートでも箇条書きを使用しましょう。

ただし、必要以上に箇条書きを使い過ぎると逆効果。レポートが雑な印象になります。箇条書きを使うのであれば、まとめの部分などに適度に使用しましょう。また、レポートに指定事項があり箇条書きを禁止としている場合は、箇条書きを使用できません。レポート作成時のルールをよく確認してから執筆しましょう。

レポートの書き方 4ステップ

ここでは一般的なレポートの書き方を4ステップでご紹介します。

①テーマを決めて情報収集をする

レポートのテーマを決めて、そのテーマに関する多くの話題の中から情報収集をしましょう。
情報収集はインターネット、本、雑誌、新聞、学術系データベースなどを使用して、テーマにまつわるキーワードをできるだけ拾い出しましょう。必要であればテーマにまつわる関連語なども詳しく調べます。できるだけ多くの情報を取り入れることで視野が広がり、書く文章にも重みが出るのでレポートの説得力が増します。

②レポートの構成を考える

次に、レポートの構成を考えます。レポートでは、序論・本論・結論という組み立て方で構成を考えると良いでしょう。

序論(はじめに)

序論にはテーマや話題の背景を記述し、レポートの概要と結論を書きます。

本論

本論には本題の内容を書きます。書くときは、先に見出しをつけて筋道を考えておくと伝わりやすいレポートになります。本論の見出しの作り方はテーマにより異なるため方法は1つではありません。次のような展開例を参考に、テーマに合わせて見出しを作成しましょう。

展開例

  • 時間の流れに沿った時系列での展開
  • 地域や場所といった空間的な順序による展開
  • 重要なことから先に伝えるなど、重要度による展開
  • 事例や項目を順番に伝えるなど、分類による展開

結論(おわりに)

レポート全体の流れを記述し、もう一度結論や主張を述べて終わります。また、レポートの最後には参考文献を箇条書きで記しましょう。大学などで作成するレポートであれば、構成ができた時点で一度担当教員にチェックしてもらうのもおすすめです。

③文章の流れが自然かどうかを意識しながら書く

レポートは論理的なつながりがとても大切です。文章の流れが自然かどうか意識しながら書きましょう。

そのためには見出しで決めた内容どおりに文章が書けているかどうかが大切です。見出しの内容から本文の内容が大きく外れている場合は、文章を修正しましょう。見出しに沿った内容で書けていれば論理が飛躍しにくく、自然な流れで伝わりやすくなるでしょう。

また、日本語としての表現が適切か、読みやすい文章になっているかを意識することも欠かせません。

④最後に全体を見直す

レポートが書けたら最後に全体を読んで見直します。日本語の表現の間違い・誤字脱字などを見つけたら修正しましょう。レポートを期日よりも早く仕上げ、時間を置いてから自分で読み直すことで、より客観的にレポートの仕上がりを見ることができます。「ここはこの表現だと分かりにくい」「この見出しは、こっちの見出しと入れ替えた方が伝わりやすい」など、具体的な修正方法が見つけやすくなります。

自分で読んでも修正箇所が分からない場合は、友人や家族にレポートを読んでもらい意見をもらうのもおすすめ。「これってどういう意味?」「ここには補足が欲しい」など、より具体的な意見をもらうことができるでしょう。

自分に合った方法でレポート全体を見直して、より伝わりやすいレポートに仕上げましょう。