英語レポートの書き方!構成や書く上で押さえておきたいポイント - cocoiro career (ココイロ・キャリア)

海外留学している方、外国語学部の方、英語の授業を受けている方は英語でレポートを書くことがあるでしょう。日本語でレポートを書くことも大変なのに英語でレポートを書くとなると、ちょっと億劫になってしまうのではないでしょうか。

書き方が難しそうな英語のレポートですが、構成や書き方をしっかり理解できていればスラスラ書くことができるでしょう。この記事では下記の内容について解説します。

  • 英語レポートの構成
  • 英語レポートのフォーマット
  • レポートでよく使う表現
  • 英語レポートで押さえておきたいポイント

英語レポートの書き方について悩んでいる方は参考にしてください。

英語レポートの構成

英語のレポートはどのような構成なのでしょうか。基本的に普段書いているレポートの構成と変わりません。英語レポートの大まかな構成は「序論」→「本論」→「結論」の順に書いていきます。それぞれの構成の詳しい書き方について説明します。

また、授業によってはレポートの書き方や文字数の制限が異なるため、その場合は指定されたレポートの構成で書きましょう。

序論

序論は英語で「Introduction」といい、下記の内容を書くと良いでしょう。

  • レポートのテーマ
  • レポートの目的
  • 研究の背景や研究内容

序論で書いた内容が結論でまとめられていないと、レポート全体にまとまりがなく、何についてのレポートなのか分からなくなってしまいます。

例えば、序論では赤ちゃんがつかまり立ちをする時期について書かれていたとします。しかし、結論では赤ちゃんがいつ歩けるのかについて書かれていたら、序論と結論は違う内容になってしまいます。序論は結論と結び付けるよう心掛けましょう。

本論

本論は英語で「Methods」といい、レポートのメインといっても過言ではないでしょう。レポートの書く内容にもよりますが、本論には下記の内容を書くと良いでしょう。一例をご紹介します。

  • 序論で述べたことを詳しく書く
  • 調査の内容と結果
  • 統計の過程と統計データ、データを取っての感想
  • ほかの参考文献との比較

調べた内容などは、文章で長々と書いてしまうと非常に読みづらいレポートになってしまいます。要点をまとめられるところは箇条書きで書くようにし、読みやすいレポートを意識しましょう。

レポートに一貫性があるかどうかは、本論の書き方によって左右されるでしょう。本論を書く際に、統計データの裏付けや根拠をしっかりと示すことが大切です。

結論

結論は英語で「Conclusion」といい、これまでの内容をまとめ、結論を導き出す重要な章になります。まず、本論で調査した結果をまとめ、その結果からどのようなことが分かるのかを書きます。そして、最後に自分自身に置き換えて今後どうなってほしいかを書けば読みやすい結論になるでしょう。

結論の終わりには、レポートを書くために参考にした書籍やインターネットサイトを参考文献として記載しておきましょう。

レポートのフォーマットは3種類

基本的に英語レポートのフォーマットはMLAフォーマット・APAフォーマット・CHICAGO STYLEフォーマットの3種類に分けられます。順に解説していきます。

【文学・語学】MLAフォーマット

MLAフォーマットは文学や語学で多く見られるフォーマットです。MLAフォーマットの基本的なスタイルは下記のとおりです。

  • フォントはTimes New Romanを推奨
  • 文字の大きさは12pt
  • ページの余白(縦と横)は1インチ(25.4mm)
  • テキストの行間は「2」
  • すべてのページの右上の余白に「苗字」「ページ番号」を入れる
  • 句読点の後ろは1スペース空ける
  • 名前・日付などは1ページ目の左上に書く
  • 表紙は必要ない
  • 「斜字」は強調したい部分にだけ使う
  • タイトルは中央揃えでタイトルと本文の行間も「2」

参考

MLAスタイル英語論文作成ガイドライン|WORDVICE

【心理学・社会学・教育学】APAフォーマット

APAフォーマットは心理学や社会学・教育学に使われるフォーマットです。APAフォーマットの基本的なスタイルは下記のとおりです。

  • フォントはTimes New Romanを推奨
  • 文字の大きさは12pt
  • ページの余白(縦と横)は1インチ
  • すべてのページの左上の余白に「題名」「ページ番号」を入れる
  • テキストの行間は「1.5」
  • 句読点の後ろは1スペース空ける
  • タイトルの文字の大きさは14ptで中央揃え
  • タイトルの下は3行空け、名前を右揃えで書く
  • 名前の下は3行空け、本文を書く

参考

APAスタイルによる英語ライティングのフォーマット方法|立命館大学政策科学部

【機械工学・技術・歴史】CHICAGO STYLEフォーマット

CHICAGO STYLEフォーマットは機械工学や技術・歴史に使われるフォーマットです。CHICAGO STYLEフォーマットの基本的なスタイルは下記のとおりです。

  • フォントはTimes New Romanを推奨
  • 文字の大きさは12pt
  • ページの余白(縦と横)は1インチ
  • 表紙にページ番号は書かない
  • 表紙にページは含まない
  • 1ページ目にタイトル・名前・クラス・日付を書く

参考

英語エッセイの書き方|アメリカ留学UKIの節約生活