英語レポートの押さえておきたいポイント
英語レポートを上手に書くにはいくつかのポイントを押さえておく必要があります。英語レポートで押さえておきたいポイントを4つご紹介します。
レポートにふさわしい表現で書く
日本語でレポートを書くときは書き出しや根拠を示すときに決まった言い回しがあります。英語レポートでも同じように決まったフレーズがいくつかあります。レポートにふさわしいフレーズを下記にまとめました。
The purpose of this study is… | この研究目的は~です。 |
The main objective of this paper is… | この論文の主な目的は~です。 |
In comparison with… | ~と比較して |
According to this investigation… | この調査によると~ |
Let us take a look at the previous research. | これまでの研究をみてみましょう。 |
In conclusion… | 結論として~ |
(英語レポートの書き方|構成・フォーマット・書き出し例など徹底解説!|PROGRIT MEDIAより筆者作成)
レポートの本論の書き方を知っておく
英語レポートは本論が一番重要で、論理的に意見を述べていく必要があります。ただ調査結果や統計データを並べていくだけでは、読み手を納得させることはできません。本論をいくつかの見出しに分けて説明することで読者も納得するレポートに仕上がるでしょう。本論は下記の項目のように書いていくと良いでしょう。
- レポートのテーマを主張する
- 主張する理由を書く
- 具体例・調査結果・説明を書く
- 補足説明
- 結果を書く
- 主張と結果を比べる
本論の初めに主張を書き、最後に主張と結果を比べると読みやすいレポートになるでしょう。
口語表現はNG
普段会話の中で使う話し言葉は基本的に使ってはいけません。日本語のレポート同様に、英語レポートでも品格のある単語を使う必要があります。では、どういった単語がNGなのか見ていきましょう。
×:have to | 〇:must |
×:had to | 〇:was required to |
×:get | 〇:obtain |
×:take off | 〇:remove |
(英語の論文・レポートの書き方(表現・構成)の基本ルール|Webioより筆者作成)
上記のように意味の幅が広い単語はNGで、より意味が絞られた単語を使うことが大切です。また、接続詞もAndの代わりにMoreover/In addition、Butの代わりにHowever/Neverthelessなどを使うよう心掛けましょう。
主語に気をつけよう
英語レポートでは基本的に「I」は使いません。主語が「私(I)」だと、主観的な文章になり、自分の主張が強く出てしまうレポートになってしまいます。レポートは客観的に書くことが必要で、主語は書かずに記述した方が良いでしょう。また、私たちという意味で「We」を使う場合もあります。
まとめ
英語レポートの構成は「序論」「本論」「結論」の3つの構成で成り立ちます。また、レポートのフォーマットは学問によって異なります。
- 【文学・語学】MLAフォーマット
- 【心理学・社会学・教育学】APAフォーマット
- 【機械工学・技術・歴史】CHICAGO STYLEフォーマット
それぞれのフォーマットには書き方があり、どのフォーマットで書くのかしっかり把握しておきましょう。さらに、英語レポートを書く際には口語表現や接続詞に注意しながら書く必要があります。英語でレポートを書くことは初めは難しいかもしれませんが、書き方に慣れていきましょう。
参考
外国語学部や留学中の人必見!英語レポートの書き方|NEKOnoTE
英語の論文・レポートの書き方(表現・構成)の基本ルール|Weblio
英語の「論文」|絶対に押さえたい9つの書き方の基本と例文|myスキ英語