関東学院中学校の入試情報
教育内容や行事、部活動など、関東学院中学校には充実した学校生活を送るための制度が整っています。しかし、私立中学校であるため入学試験があります。ここでは、関東学院中学校の試験の種類や偏差値など、入試情報をまとめてご紹介します。
試験の種類
関東学院中学校の入学試験は、大きく分けて以下の5種類になります。
- 一期A
- 一期B
- 一期C
- 二期
- 帰国生
一期A・Cと二期は、国語・算数・理科・社会の4科目による試験です。一期Bは、国語・算数2科目による試験です。一期・二期ともに学力考査によって選考され、面接などほかの試験はありません。
帰国生の入試は作文・面接に加えて、漢字や計算などの基礎学力の考査が行われます。面接は保護者同伴のため、親子で対策を練っておくことが必要でしょう。
偏差値
中学入試情報サイト「みんなの中学情報」や「インターエデュ」などを参考にすると、偏差値はおよそ43〜49であると考えられます。
ただし、試験の難易度や倍率など、その年度によって合格難易度は上下します。まずは過去問を解いたり基礎を固めるなど、どのような問題が出題されても対応できるような学力を身につけておくことが大切でしょう。
参考
募集人数・倍率
関東学院中学校の2020年度の募集人数は、以下のようになっています。
一期A | 一期B | 一期C | 二期 | 帰国生 | |
募集人数 | 60名 | 60名 | 60名 | 20名 | 若干名 |
(関東学院中学校 2020年度 生徒募集要項|関東学院中学校高等学校より筆者作成)
また、2019年度の中学入試倍率については、公式ホームページで以下のように発表されています。
一期A | 一期B | 一期C | 二期 | 帰国生 | |
募集 | 60 | 60 | 60 | 20 | 若干名 |
志願者 | 264 | 495 | 455 | 325 | 6 |
倍率 | 4.4 | 8.3 | 7.6 | 16.3 | – |
受験者 | 230 | 386 | 298 | 172 | 6 |
合格者 | 114 | 192 | 111 | 20 | 6 |
実倍率 | 2.0 | 2.0 | 2.7 | 8.6 | 1.0 |
(パンフレット_2020|関東学院中学校高等学校より筆者作成)
志願者数が公開された時点では、最大で二期が16.3倍と非常に高い倍率を誇っています。実倍率としては2倍から最大8.6倍となっており、合格率は最大でも50%であるというのが2019年度の結果でした。
募集人数は変わらずとも、倍率は毎年変化します。また、志願時点での倍率が高くても、実際に受験する人数や合格判定となる児童数は増減します。
ただし、関東学院中学校では同時出願をした場合に限り、複数回の受験が可能となっています。もしも1回勝負では力を出し切れるか不安だという場合には、複数期の試験を受けることも視野に入れてみましょう。
入試説明会
ホームページや評判などを見るだけでは、実際に我が子に合う学校なのかということはなかなか判断できません。関東学院中学校の受験を検討しているのであれば、ぜひ入試説明会の機会を利用して、実際の学校の雰囲気や不明点を確認するようにしましょう。
関東学院中学校の入試説明会には、さまざまな種類があります。小学4〜6年生を対象とした授業体験を含むオープンキャンパスや入試説明会、さらには過去問題勉強会なども開催されています。中には予約が必要なイベントもあるため、公式ホームページの「学校説明会情報」から最新情報をチェックしておきましょう。
おわりに
関東学院中学校は伝統のある学校であり、キリスト教の精神を大切にした教育を行なっています。豊富な部活動や学習活動を通じて、幅広い知識や教養を持った大人へと成長することが期待できるでしょう。
ただし、進路選択時には子供の意見を尊重することも非常に大切です。入試説明会や文化祭などの開かれた機会を上手に活用して、親子で良い進路選択ができるよう協力していきましょう。
参考
学校向け情報システムで新会社 富士通と関東学院|日本経済新聞