徹底解説!学習院中等科の特徴から入試情報まで

約170年もの歴史がある学習院中等科は、伝統のある男子校で、幼稚園から大学までの一貫校でもあります。由緒正しい学習院中等科の教育内容はどのようなものなのでしょうか?

今回は、その概要から特色、入試情報まで徹底的に解説します。

学習院中等科の概要

歴史

学習院中等科の歴史は約170年も前にさかのぼります。1847年、京都に公家の学問所として開講されたのが、学習院の始まりでした。また、1946年には現在の上皇陛下が中等科へ進学されるなど、皇族とも縁のある由緒正しい男子中学校です。

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沿革|学習院中等科

アクセス

中等科がある学習院の目白キャンパスはJR目白駅や東京メトロ副都心線雑司が谷駅の近くにあります。駅から近いため、学校までの道順を迷うことは少ないでしょう。

卒業後の主な進学先

学習院中等科の95%が学習院高等科に推薦で進学しています。推薦に当たっては、学業成績、操行、出席日数が基準となります。例年、ほとんどの生徒は推薦を受けることができますが、数名は学業成績などが基準を満たさないため高等科への推薦を受けられない人が出ています。

また、高等科進学後は、卒業生208名のうち102名が学習院大学へと進学している一方で、海外大学や他の大学に進学する生徒も多数います。

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進学状況|学習院中等科

2019年3月学習院高等科進学実績|学習院高等科

学習院中等科の教育の特色

3つの教育方針

学習院中等科では、「ひろい視野」「たくましい創造力」「ゆたかな感受性」という3つを教育方針として、生徒の教育に当たっています。

「ひろい視野」は、自身の殻に閉じこもっていたのでは獲得できません。自分とは異なる考えや価値観に触れることで、「ひろい視野」を獲得することが期待されています。「ゆたかな感受性」とは人やものごとに触れて、心を震わせる能力です。音楽や映画など芸術に触れることはもちろん、「ひろい視野」を獲得することによっても感受性を働かせる幅が広がり、「ゆたかな感受性」を獲得することにつながります。

そして、最後の「たくましい創造力」とは視野や感受性とは反対に、自身が外に働きかけることで人の心を動かすことができるようになることで、学校生活の中でこれらの力を獲得することが期待されています。

もちろん、これらの力を座学だけで獲得することは困難です。ほかの生徒や教員との日常における交流はもちろん、学習院中等科で行われている国際教育やさまざまな校外教育がこの3つの力を獲得する助けになるでしょう。

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中等科の教育理念|学習院中等科

豊かな国際教育

国際交流

学習院中等科では種々のイベントを設けることで、海外の人とも交流を持つ機会が大切にされています。例えば、国際交流では実際にホームステイの受け入れによる留学生との交流、日本を訪れた海外の学生との交流、または、サッカー国際ユース大会で来日中の選手との交流などが行われたことがあります。

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国際交流|学習院中等科

国際理解

国際理解は学習院中等科が力を入れている教育の1つです。2010年には、国際理解を深めるために、春季休業を利用してニュージーランドの中高一貫校での短期研修プログラムを開催しました。このような経験は、留学よりも手軽に、旅行に行くよりもしっかりと現地の人々と交流して、他文化に対する理解を深める機会となるでしょう。

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国際理解|学習院中等科

留学

学習院の留学制度には、協定留学と公認留学があります。協定留学とは交換留学協定を結んでいるセントポール校(アメリカ・メリーランド州)へ留学することです。高等科から2名を限度に、1年間留学する制度ですが、高等科進学を条件として中等科の生徒も希望することができます。

次に公認留学です。公認留学とは、所定の条件を満たすことで、留学中の1年間を高等科の修業年限として認める制度です。このように公認留学は高等科の制度ではありますが、高等科1年生から留学する場合は、中等科から準備が必要となります。

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留学|学習院中等科

さまざまな校外教育

中等科では宿泊を伴った校外教育も重要視しています。学習院中等科の校外教育はその日数の長さと、登山、水泳、スキー、長距離歩行、体験学習といった多様な内容が特徴的です。これらの普段教室で受ける授業では得られない経験は、子供の人生を豊かにする助けとなるでしょう。

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校外教育|学習院中等科