卒業後の進路について
東洋大学京北中学高等学校ではキャリア教育を実施し、定期的に進路面談を行っています。中高一貫校であるため高校受験はありませんが、大学受験の実績が気になる方も多いことでしょう。東洋大学京北中学高等学校は名前の通り東洋大学の府属校であるため、東洋大学への推薦入学枠を設けているほか、その他の大学への受験対策もしっかりと行っています。
東洋大学への推薦入学枠について
東洋大学京北中学高等学校では、生徒数160名程度の東洋大学附属校推薦入学枠が用意されています。推薦枠の基準は、東洋大学の「附属高等学校推薦入学試験要項」に基づき、学業成績や河合塾模試の結果、実用英語技能検定、出席状況、人物評価などを総合的に判断した上で選考されます。過去の進学実績のデータによると、2019年は77名、2018年は134名が東洋大学へ進学しています。
参考
主な進学実績
過去の進学実績のデータによると、東洋大学以外にも早稲田大学・明治大学・上智大学など有名大学への進学実績があります。日本大学や専修大学への合格者も多く、大学合格実績は安定しているといえるでしょう。
東洋大学京北中学高等学校の入試情報について
東洋大学京北中学高等学校の2020年度の一般入試は2月に行われます。一般入試は全部で4回あり、それぞれ募集定員数が異なります。受験資格は「2020年3月に小学校卒業見込みの生徒」となっており、出願期間は1月上旬から2月下旬まで、受験料は22,000円となります。
参考
2020年度入試 募集要項|学校法人東洋大学 東洋大学京北中学校
国公立の中高一貫校の併願者は、併願校の受験票のコピーを提出する必要があり、合否は受験日当日中にウェブ上で発表されることになっています。また、東洋大学京北中学高等学校の入試には、以下のような「複数回受験加点制度」と「保護者加点制度」が設けられています。
■複数回受験加点制度
複数回の入試を受験した場合、2回目以降の受験の際に、一定点数を合計得点に加点します。
加点の点数は4科受験、2科受験、「哲学教育」思考・表現力入試により異なります。
※「複数回の出願」のみでは加点の対象とはなりません。
■保護者加点制度
保護者・きょうだいが卒業生または在校生の場合、一定点数を合計得点に加点します。
加点の点数は4科受験、2科受験、「哲学教育」思考・表現力入試により異なります。
(引用元:2020年度入試 募集要項|学校法人東洋大学 東洋大学京北中学校)
入試倍率について
東洋大学京北中学高等学校の入試倍率はかなり高くなっています。入試は全部で4回行われますが、それぞれ募集定員が異なるため入試倍率も後半になるにつれて高くなります。1回目は3倍~5倍、2回目は約5倍、3回目は6倍~20倍、4回目は7倍~12倍となっています。男女ともに倍率は5~6倍以上であるため、受験対策はしっかりと行う必要があるでしょう。
参考
2019年度入試 入試データ|学校法人東洋大学 東洋大学京北中学校
過去問はHPで公開
中学受験の際に役立てることができるよう、公式HPでは過去の入試問題を公開しています。国語・算数・理科・社会のほか、東洋大学京北中学高等学校ならではの「哲学教育・思考・表現力入試」の問題と解答例も公開しているので、必ず確認するようにしましょう。
安定した進学実績を誇る東洋大学京北中学高等学校
一般的に私立の中高一貫校は入試倍率が高いといわれていますが、東洋大学京北中学高等学校の入試倍率も全体平均が6倍程度であるため、早めに受験対策を行うのがいいでしょう。哲学について考えることに重点を置いた教育のもと、国際教育やキャリア教育など、社会で役立つ知識や経験を積むことができる魅力的な学校です。東洋大学をはじめ有名大学への進学実績を誇る学校ですので、受験を検討している方は一度学校説明会などに参加し、学校の雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。
参考
東洋大学京北中学校の偏差値・中学入試情報など|中学受験の四谷大塚