【不登校】いじめ・人間関係が原因で学校に行けなくなったときの対策 - cocoiro(ココイロ) - Page 2

人間関係が原因で子供が不登校になってしまったときに親にできること

「子供の喧嘩に親が介入すべきではない」などという意見もありますが、子供の性格によって適切な処置は変わってきます。子供がおとなしくて親思いであった場合、なかなか悩みを打ち明けられないこともあります。

学校を休ませる

いじめが不登校の原因の場合、早く学校に登校させることはゴールにはなりません。まずは子供が消耗せず、安心して生活できる場所で休養を取らせます。ここで対応を間違えると、不登校が長引いて人生そのものが取り返しのつかない状態に陥ってしまうことになります。

担任の先生に相談する

まずは子供の様子について担任の先生に相談しましょう。30人以上の生徒を担当していることで子供たちの関係や様子に気づけていない場合もあります。往々にしていじめている側は複数人。先生に良き協力者でいてもらうためにも感情的になりすぎないことが重要です。

いじめている子供の親と解決を図る

担任の先生によって、いじめている子供への注意や処置はもちろん、いじめている子の親にアプローチすることも検討しましょう。大胆かもしれませんが、相手の親も自分の子供がいじめをしているという認識はしていない可能性が高いです。相手が良識のある親だった場合、誰よりも動いてくれる可能性があります。どうしても子供をいじめている相手の親ということもあって、怒りが湧いてきてしまいます。ただ事態を知らないという場合がほとんどなので冷静な話し合いから入りましょう。

転校や通信教育の検討も

人間関係が原因の不登校は一般的に長期化しやすいと言われています。長期化すると授業範囲から大幅に遅れをとるため、家庭でできる通信教育や家庭教師なども検討しましょう。いじめが原因の場合、学校や相手の親に問題があるのであれば転校も視野に入れる必要があります。

子供には「絶対に味方である」というスタンスで接する

集団の中で孤独や疎外感を味わっている子供は自己肯定感を喪失し、人間関係に恐れを抱きます。そんな状況で親が理解者でなければ、子供は非行や自傷行為、深刻な引きこもりになってしまいます。どんな条件も抜きにして、味方である旨を子供にはしっかり伝えましょう。

まとめ:

人間関係が原因の不登校は、発達障害や母子分離不安型による不登校と違って親子のみで解決できる問題ではありません。登校させることを急がず、いじめが繰り返される心配を取り除き、子供に充分にエネルギーが蓄えられたことを確認してから登校させましょう。また、いじめる側ではなかったことをほめるなど、子供の自己肯定感を高めてあげましょう。

参考・参照
子のイジメ 頭のいい親がしている「神対応5」|PRESIDENT Online
「人間関係型」(旧「学校生活に起因する型タイプ」)の特徴と留意点|東京家学

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cocoiro編集部

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