小学校から高校まで今や不登校は珍しいことではありません。なかでもいじめや人間関係の問題をきっかけに学校に行けなくなってしまう例は後を絶ちません。本記事では、いじめや人間関係のこじれをきっかけに不登校になってしまった子供と学校への適切な対応をご紹介します。
もくじ
人間関係による不登校で見られる症状
残念ながらどんな学校にもいじめはあります。いじめの多くは集団対個人という構図であり、いじめられる側のダメージは一過性のものでなく、あらゆる面でその後の生涯にも大きく影響を及ぼします。
注意しておきたいのは、家と学校で子供の性格が違うことがあるという点です。基本的に子供は親にいじめの事実を伝えることは稀です。親に心配をかけたくなかったり、知られることを情けないことだと考えているからです。
また、人間関係による不登校と言ってもいじめだけが原因ではありません。友達はたくさんいても、からかいや悪ふざけが一線を超えて不登校になってしまうこともあります。そもそも大人数の空間にいるだけで気分が悪くなってしまうなど、人間関係が原因と言っても一筋縄ではありません。