昔に比べて今は外遊びよりも家のなかで遊ぶ子供の方が多くなってきていると感じてる方もいるのではないでしょうか。そうなった理由はいくつかありますが、外で遊ぶことは子供にとって今でも大切なことです。小さな子供を持つ親に向けて、子供の外遊びをめぐる現状や外遊びがもたらすメリットをご紹介します。
もくじ
子供の外遊びが減少している理由
子供は風の子といわれたときもあったように、昔は外遊びをする子供がたくさんいました。しかし今の時代、生活スタイルの変化や子供を取り巻く環境の変化により、子供の外遊びは減少しています。主な環境の変化について説明します。
ゲームなど室内遊びが主流になった
昔から子供が遊べるゲームはありました。しかし、今日では家庭用ゲーム機の種類が増えていること、インターネットの普及によりスマホやタブレット、パソコンでもゲームができるようになっています。無料で遊べるゲームも増えていて、インターネットにつながる環境さえあれば、親のスマホやタブレット、パソコンなどすぐにゲームができます。
昔と比べて屋外の環境も変わっています。交通量が多い道路が近くにあっては危険ということもあって、親も外で遊ぶより室内で遊んでくれた方が安心できるという考えにシフトしてきています。
習い事や塾で時間がない
子供の将来のことを考え、良い学校で良い教育を受けてほしいと考える親が増えています。すべての子供ではないものの、早いうちから習い事や塾に通う子供が増えています。
学校が終わるとすぐに習い事や塾に行くことになるので、友達と遊ぶ時間はほとんどありません。習い事や塾に行かない子供ももちろんいますが、今は大多数の子供が習い事や塾に通います。少数派の子供は遊びたくても遊ぶ友達がいないので、必然的に1人で遊べるゲームを選ぶようになります。
自由に遊べる公園が少なくなった
昔は近所に公園や空き地がいくつかあって、子供たちはそこで自由に遊ぶことができました。公園では遊具で遊び、サッカーや野球などは広いスペースがある空き地で遊びました。
しかし、現在では空き地はおろか公園さえも減少してきています。さらに公園はあっても近所の住民から遊び声がうるさいと苦情が入ったりします。公園で自由に遊べない世の中になってしまっているのです。