会計や給与を担当する「会計」
「会計」は、庶務と同じく学校事務の先生が担当することが多い仕事です。先生方の給与や学校に関するお金の管理全般を行います。
- 学校維持運営費の管理
- 出張の際に発生する旅費の管理
- 就学援助金(要保護・準要保護)の管理
- 消耗品出納管理
- 教職員の給与・諸手当の事務処理
その他
ここまでご紹介した6つの校務分掌以外にも、中学校になると「進路指導」「部活指導」「生徒会」などがあります。小学校では進路指導や部活動指導はなく、生徒会(児童会)は委員会活動として扱われるため、校務分掌にはなりません。
進路指導は、進路に関する意識を持たせる活動を計画・運営します。例えば、職場見学、職場体験、高校1日体験などがあります。また、高校との渉外なども行います。
多くの中学校教員が担当している部活の指導も、校務分掌となっている自治体が多いです。運動部、文化部に関わらず、全国大会を狙うような強豪の部活動の指導を行う場合は、土日祝日も引率などの仕事があります。
まとめ
校務分掌は、学校で働いてみないとなかなか分からない仕事内容です。先生の仕事は授業だけではないとよくいわれますが、校務分掌は間違いなく先生の仕事の1つです。生徒児童に直接関わらない部分もありますが、学校という組織を運営するためには必要な仕事です。
また、担当する校務分掌によっては、仕事が大変だったり、一定の時期に忙しさが集中したりすることもあります。さらに、規模の小さな学校では校務分掌を掛け持ちすることもあります。この記事が、学校の先生の仕事の一端を知るきっかけになれば幸いです。
参考