自閉症スペクトラム障害
自閉症スペクトラムとは、対人関係が苦手、強いこだわりがあるといった特徴を持つ発達障害の1つです。米ボルチモアで開催された国際自閉症学会(IMFAR)の発表によると、葉酸を過剰に摂取した母親から生まれた子供が自閉症スペクトラムの症状を持っている確率は、正常値の母親の2倍であるといわれています。
これにはビタミンB12も影響があるとされ、葉酸・ビタミンB12の血中濃度が両方とも高い場合には、そのリスクが17倍にもなると報告されています。ただし因果関係においては不明で、関係性が示唆されたという段階です。
正しい摂取で葉酸の効果を得るためには?
葉酸は過剰摂取することにより、デメリットも生じてしまいますが、妊活中・妊娠初期の女性に必要な栄養素であることには変わりありません。そこで安心・安全に正しく葉酸を摂取できるよう、少しずつ学んでいくことも大切です。
葉酸を多く含む食品 ~食生活を見直そう~
葉酸は本来食品からも摂取できる栄養素です。しかし、不規則な食生活や過度のダイエットなどが原因で、葉酸が不足することが考えられます。葉酸は以下の食品に多く含まれています。
- ほうれん草
- ブロッコリー
- レバー
- 豆類
ほうれん草やブロッコリー以外にも、緑黄色野菜には葉酸が多く含まれています。
葉酸の特徴として水・熱・光に弱いということが挙げられます。この特徴は調理をしている段階で、葉酸が損失されてしまうことを示しています。そのため食品から十分な葉酸を摂取するということは、非常に難しいとされています。
妊娠初期までの不足分はサプリメントで
妊活中・妊娠中の女性が葉酸を多く摂取しなければいけないことは多くの研究で明らかになっています。妊娠を計画している女性に望ましい葉酸の量は1日400μg、妊婦への推奨量は440μgとされています。
葉酸400μgを取るには、ほうれん草なら約200g必要になり、これは1把分に相当します。葉酸のためにほうれん草1把を食べ続けるのはかなり困難なはず。食事に気をつけつつ、不足分をサプリで補うという方法が推奨されています。
まとめ
妊娠初期はつわりで食事が思うように取れなかったり、体調を崩してしまったりすることがよくあります。ただし考えなくてはいけないのは、赤ちゃんの大切な器官はその時期に形成されているということです。
いくら体に良いとされる栄養素でも必要以上に摂取をすることはリスクが伴いますし、不足した場合にもリスクがあります。自分の体調管理も含めて、妊活中や妊娠中は食生活の見直しを行い、バランスの取れた献立になるよう努力してみましょう。
参考
健康・栄養フォーラム-葉酸に過剰摂取の危険性は?|独立行政法人国立健康・栄養研究所
葉酸摂取、正しい理解で 胎児の障害減らす効果|NIKKEI STYLE
神経管閉鎖障害―妊娠前から葉酸をとろう|NIKKEI STYLE
妊娠中の過剰な葉酸とビタミンB12の摂取で自閉症リスクが最大で17倍以上に|医療NEWS QLifePro
妊活中や妊娠中の「葉酸サプリ」その効果とは? 医師が指摘する摂取の注意点|AERA dot.