千葉県には、24校の私立中学校があります。子供を私立中学校へ進学させたいと検討している親御さんは、どの学校を選んだらいいのか迷ってしまうことでしょう。今回は、千葉県にある私立中学校について、「千葉の御三家」と呼ばれる中学校や、偏差値が高いおすすめの中学校をご紹介します。
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もくじ
千葉の御三家とは
まずは、千葉県にある私立中学校の中でも、「御三家」と呼ばれる人気の学校についてご紹介します。東京には男子御三家・女子御三家の学校がそれぞれありますが、千葉県の御三家はすべて共学となります。
学校法人渋谷教育学園 幕張中学校
千葉の私立中学校の御三家の中で東大合格者が一番多いといわれているのが、「渋谷教育学園幕張中学校」です。「自分で調べ、自分で考える」ことを重視している校風で、細かい校則はなく、修学旅行などの校外学習は現地集合・現地解散となっています。中高一貫校で、千葉県トップクラスの進学校として知られており、国内だけでなく、海外の名門校への進学実績もある人気校です。
2019年度は受験者2012名に対し、合格者は751名で、受験倍率は約3倍となっています。試験科目は国語・算数・理科・社会の4科目。入学金は29万円、毎月の費用は5万2000円となっています。偏差値の目安は64ですので、レベルの高い学校といえるでしょう。
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学校法人市川学園 市川中学校
自分自身を教育する「第三教育」を重点に置く「市川中学校」は、最先端のIT設備を導入した校舎を持つ学校です。市川学園はもともとは男子校でしたが、2003年より男女共学となり、2009年には文部科学省スーパーサイエンスハイスクールに指定されています。
部活動の参加率は9割を超えるなど、勉強とクラブ活動の両立がしやすい環境になっており、東京大学をはじめとする国立大や、早稲田大学・慶応義塾大学などの有名私大への高い進学実績を誇っています。学費は年間約60万円ほどで、偏差値は55と、標準よりも少し高いレベルです。
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東邦大学付属東邦中学校
千葉御三家の3校目が、「東邦大学付属東邦中学校」です。「自分探し教育」を実践しており、新聞やレポートの作成、読書マラソン、実験重視の理科教育などから自分の好きな分野を見つけていきます。週6日制で、34時間の授業時間があり、難関大学への合格者も多数輩出しています。
創立目的が理数科一貫教育だったことから、理系に強い学校として知られており、約7割の生徒が理系の大学を、約3割の生徒が文系の大学を志望しているといいます。理系の中でも、特に医科薬系の志望者が多く、将来は医学の勉強をしたいという生徒に人気となっています。東邦大学付属の名のとおり、そのまま東邦大学へ進学する生徒もいるようです。気になる偏差値は55、学費は月額5万3000円、年間約64万円となります。
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