ナイアシンは、ビタミンB群に分類される栄養素の一つです。抗酸化作用や美肌効果などを持ち、美や健康をサポートする栄養素としても知られており、近年、ナイアシンの注目度もアップしています。ナイアシンを正しく摂取すれば、すこやかな生活を実現できるでしょう。こちらの記事では、ナイアシンが豊富な食材と加工食品を中心に紹介していきます。
もくじ
ナイアシンとは?
ナイアシンとは、ビタミンB3とも呼ばれ、水溶性のビタミンです。水やお湯にさらされると栄養素が流れてしまう性質を持っているので、煮物などの汁物の料理に使う場合は煮汁も一緒に食べるといいとされています。
ナイアシンは、神経と皮膚のコンディションを整え、糖質・脂質・タンパク質の3つの代謝を促すとされています。
ナイアシンの主な効能や効果
ナイアシンがもたらす主な体への効果、効能は、次の4つです。
ダイエット
ナイアシンは、代謝を促進する効能があると見込まれています。日常的にナイアシンを摂取すると体にダイエット効果をもたらし、痩せやすい体質に変化するともいわれています。
参考
花粉症対策にも!ナイアシンフラッシュの効果と飲み方【iHerb】|ANDREA -Healthy Beauty Enjoy!
二日酔いの軽減
肝臓でアルコールが分解酸化した「アセトアルデヒド」という物質が、二日酔いの原因として挙げられます。
二日酔いの症状を軽減するには、お酒と一緒にナイアシンが豊富な食材や食料品を食べることをおすすめします。ナイアシンが、アセトアルデヒドの分解を促し、二日酔いを軽くします。ナイアシンを含む食材や食品に関しては、後で詳しく触れていきます。
参考
二日酔い防止効果あり! お酒を飲むときはナイアシン|ゼクシィキッチン
お酒に落花生(ピーナッツ)はおつまみに最適!ナイアシンで二日酔い防止の効果!|石井進商店
エネルギー代謝のUP
ナイアシンは、体内に入った糖質・脂質・タンパク質の3つ栄養素を「エネルギー」に変化させ、代謝を促す補酵素の役割があります。
参考
ナイアシン(ビタミンB3)の働きと、野菜、果物に含まれるナイアシンの量|旬の食材百科
消化器・循環器・神経系の巡りを良くする
ナイアシンは、身体全体の血行を良くする働きがあるとされます。血行が良くなると、消化器・循環器・神経系の働きも整い、健康な体へと導きます。
参考
ダイエット・二日酔いに効くナイアシンの多い食べ物10選 | シュシュ
ナイアシンが豊富な食材7つ
この章では、ナイアシンが豊富な主な食材を7つ紹介をしていきましょう。
バターピーナッツ
バターピーナッツは、落花生のカテゴリーの中でもナイアシンが豊富。お酒のおつまみとして相性が良いだけでなく、二日酔いを予防するものとして重宝されます。
参考
千葉県産ピーナッツ人気商品!3種類のバターピーナッツのおいしさの違いプロが詳しく教えます!【永久保存版】 | 石井進商店
マイタケ
マイタケは、たびたび健康関係のテレビ番組でも取り上げられる健康食材の一つです。食物繊維が豊富なことでも知られていますが、ビタミンB群の中でもナイアシンの含有量が多いのが特徴です。肉類や野菜と一緒にマイタケを炒め、豆板醤で味付けをすると体の冷えも改善されます。
参考
服部幸應監修 雪国まいたけの食育ごはん 雪国まいたけで美味しく楽しく食育!
鶏むね肉
鶏肉にもさまざまな部位がありますが、その中でも鶏むね肉は、ナイアシンが豊富な食材です。鶏むね肉はから揚げや南蛮漬けにして酒のおつまみにすることが多いでしょう。お酒の場で鶏肉を食べるなら、二日酔い予防も考えてむね肉を選んでおくといいでしょう。
参考
マグロ
マグロもビタミンB群が豊富な栄養素であり、特にナイアシンの含有量が豊富です。しかもカロリーも低めでありながら、良質なタンパク質も多く含まれていますので、体重をコントロールする方にとってうれしい食材です。
参考
マグロは美味しいだけじゃない!栄養もたっぷりなんです! | 銀座で寿司 寿司番屋 銀座本店【公式】
するめ
お酒のおつまみの定番・するめもナイアシンが豊富な食材です。お酒をよく飲む人に向いたおつまみとして用意しておくと喜ばれます。また、ダイエットする人にもふさわしい食材です。
参考
ダイエット・二日酔いに効くナイアシンの多い食べ物10選 | シュシュ
サバ
サバは、脳を活性化させるEPAやDHAが多く含まれている食材として知られていますが、ナイアシンの栄養価も豊富です。お刺身だけでなく、味噌煮込みにしても、焼いてもおいしく食べられます。サバ缶で食べるのもおすすめです。
参考
心の不調は脳の栄養不足!「さば缶とトマトのスープ煮」 | 健康応援レシピ | サワイ健康推進課
たらこ
たらこは、ご飯やパスタにあえることもある食材の一つです。下の参考リンクにある数値でも分かるように、たらこは、食材の中で最もナイアシンの含有量が高いのがポイント。ただし、加工前に大量の塩に浸されていることもあり、塩分はやや高め。食べすぎにはくれぐれも注意しましょう。
参考