風邪予防や健康維持に役立つ栄養素であるビタミンC。体にためておくことができないので、毎日効率よく摂取することが必要な栄養素でもあります。そんなビタミンCを「サプリメントに頼らず野菜からたくさん摂取したい」「なるべく効率よく摂りたい」と考えている親御さんも多いのではないでしょうか?
当記事では、ビタミンCが多い野菜TOP10と一緒に、ビタミンCが多くて子供が食べやすい野菜や、ビタミンCを多く含む野菜を摂りやすくするコツなどをご紹介します。数分でさらっと読める内容ですので、ぜひご一読ください。
もくじ
ビタミンCが多い野菜TOP10
順位 | 野菜名 | 可食部100g中のビタミンC |
1位 | 赤ピーマン | 170mg |
2位 | 黄色ピーマン | 150mg |
3位 | パセリ | 120mg |
3位 | ブロッコリー | 120mg |
5位 | カリフラワー | 81mg |
6位 | ピーマン | 76mg |
7位 | モロヘイヤ | 65mg |
8位 | さやえんどう | 60mg |
9位 | ししとうがらし | 57mg |
10位 | かぼちゃ | 43mg |
(栄養成分別野菜ランキングより筆者作成)
ビタミンCが多い野菜TOP10では、パプリカ(赤ピーマン・黄色ピーマン)が1位・2位を独占しました。赤ピーマンは可食部100g中に170mg、黄色ピーマンは150mgと豊富にビタミンCを含んでいます。
パプリカは、炒めたりサラダにしたりと何にでも使える野菜でもあるので、毎日の食事に取り入れやすい万能野菜だといえるでしょう。3位以降にも毎日の食事に取り入れやすいブロッコリー、カリフラワー、ピーマン、さやえんどう、かぼちゃなどがランクインしています。
ビタミンCが多くて子供が食べやすいおすすめ野菜3選
パプリカ
パプリカはビタミンC含有量がとても多い上に、サラダや炒め物など幅広い料理で取り入れやすい野菜です。加えるだけで彩りも良くなるので、子供も興味を持ち食べやすいでしょう。
また、野菜に含まれるビタミンCは一般的に熱や水に弱いですが、パプリカのビタミンCは熱に強くて壊れにくいことに加え、油で炒めるとビタミンC含有量が約10mg増えるという特徴があります。
さらに、パプリカに含まれるβカロテンは油と一緒に調理することで、さらに効率よく摂取できるようになります。子供がパプリカが嫌いな場合は、カレーなどに入れて煮込むのもおすすめです。スープに溶けてトロトロになり、匂いや味も気にならなくなるので、食べやすくなります。
ブロッコリー
さっと茹でてそのまま食べたり、ほかの食材と炒めたりと万能に使えるブロッコリーは、100g食べれば1日に必要なビタミンCを摂取できるほどビタミンCを豊富に含んでいます。ほかにも、ビタミンE、葉酸、ビタミンK、カリウム、食物繊維なども豊富なので、効率よく栄養素を摂ることができるでしょう。
ブロッコリーは茹ですぎるとビタミンCが水に溶け出てしまい、約半分の54mg(可食部100g中)まで減ってしまいます。なるべくビタミンCの量を減らさないために、蒸して食べたり、スープに入れたりすると良いでしょう。
かぼちゃ
甘くて子供も食べやすいかぼちゃは、ビタミンCのほかに、ビタミンA(βカロテン)、ビタミンE7、カリウム、カルシウム、食物繊維なども含んでいるので、毎日の食事に取り入れるだけで効率よく必要な栄養素を摂ることができます。
また、捨ててしまいがちな種やワタ、皮にも栄養素が豊富に含まれています。栄養素を無駄にしないために、スープにしてワタを溶かして飲む、柔らかくなるまで皮を炒めて食べる、といった食べ方もおすすめです。