高卒の初任給平均は約16万5千円?男女・業種・地域別に徹底解説!

一般に、高卒は大卒よりも初任給が低いと言われます。しかし実際、学歴でどの程度の違いがあるのでしょうか? また、就職先の規模や業界、地域によっても初任給の差はあるのでしょうか? 今回の記事では、高卒初任給の平均である約16万5千円を「学歴」「企業規模」「産業」「都道府県」の4つの視点から多角的に解説していきます。ぜひ、お子さんの就職を考える際の参考になさってください。

学歴別の初任給

学歴によって初任給は異なります。もちろん、学歴は関係ない業界もありますが、多くの企業や公務員では学歴で初任給を分けています。ここでは、厚生労働省のデータをもとに、大学院修士課程修了、大卒、高専・短大卒、高卒の4つに分けてご紹介します。

男女区分 学歴 初任給
男女計 大学院修士課程修了 238,700円
大卒 206,700円
高専・短大卒 181,400円
高卒 165,100円
大学院修士課程修了 239,900円
大卒 210,100円
高専・短大卒 182,900円
高卒 166,600円
大学院修士課程修了 234,200円
大卒 202,600円
高専・短大卒 180,400円
高卒 162,300円

参考

平成 30 年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況|厚生労働省,P3

大学院修士課程修了

大学院修士課程を修了していると、大卒の初任給よりも約3万円高いことが分かります。年収にすると30万円以上の差が出ることになります。学歴が高いほど初任給が高いのは、公務員でも民間企業でも一般的と言えるでしょう。

高卒よりも大卒、大卒よりも大学院修士課程を修了している方が、高い専門知識やスキルが身についていると考えるのが一般的です。ただ、学歴が高くなるほど学費も高くなります。

大卒

大卒の初任給は、約20万6千円とされています。高卒よりも約4万円高いことが分かります。ちなみに、大学生の就職希望ランキングを参考にすると、伊藤忠商事や三菱商事といった総合商社やJTBグループ、全日本空輸、日本航空などの旅行業界、三菱UFJ銀行、東京海上日動火災保険、三井物産、トヨタ自動車などの有名企業がランキング上位になっています。

参考

大学生ランキング・総合|キャリタス就活2020

高専・短大卒

専門的なスキルを身につけやすい高専や短大卒の初任給は、約18万1千円です。専門的な知識やスキルを身につけられるため、高専や短大の就職率は非常に高いですが、初任給は大卒よりも低いことが分かります。初任給が高い業種は、情報通信業です。

高卒

高卒の初任給は約16万5千円です。学歴別に見ると一番初任給が低いです。大卒に比べると約4万円低くなっており、生涯賃金も大卒の方が高くなるのが一般的です。しかし、早い段階から収入を得られる点や学費がかからない点はメリットと言えます。また、働きながら勉強して大卒の資格を取得することもできます。

企業規模別の高卒初任給

次は、企業規模別の高卒初任給をご紹介します。ここでは、常用労働者1,000人以上を大企業、100~999人を中企業、10~99人を小企業としています。

男女区分 企業規模 初任給
男女計 大企業 166,500円
中企業 164,000円
小企業 165,200円
大企業 167,000円
中企業 165,200円
小企業 168,900円
大企業 165,600円
中企業 162,000円
小企業 159,100円

参考

平成 30 年賃金構造基本統計調査(初任給)の概況|厚生労働省,P5

大企業

男女の合計では、大企業の初任給が一番高いです。しかし、男性だけで見ると大企業よりも小企業の初任給の方が高くなっています。これは、高卒だけに見られる傾向です。大卒や高専・短大卒は、大企業、中企業、小企業の順に給料が下がっていきます。

中企業

中企業の高卒初任給は、16万4千円で大企業よりも2,500円低くなります。これは男女ともに見られる傾向です。男性の中企業は高卒初任給平均をわずかに上回っていますが、女性の中企業は高卒初任給平均を下回っています。

小企業

小企業の高卒初任給は、約16万5千で高卒の初任給平均とほぼ同じです。これは、男性の小企業初任給が168,900円と非常に高いことが原因です。また、建設業には小企業も多く、それが男性の小企業の初任給を高くしていると考えられます。