お化け屋敷の小物作りのポイント
お化け屋敷では小物を効果的に配置することで、お客さんをより楽しませることができます。今回は、お化け屋敷の中でも定番の「病院」をテーマにした場合のおすすめの小物について紹介します。
舞台が病院の場合
お化け屋敷の定番となっている病院ですが、文化祭で病院を舞台にしたお化け屋敷を企画する場合は、「廃病院」をテーマにすると作りやすいでしょう。いわく付きの廃病院の中を歩き回るという設定で、廃墟と病院アイテムを組み合わせた小物を用意すれば、廃病院を再現することが可能です。教室にあるものや理科室、保健室の使っていない小物を借りれば、コストも抑えることができます。
病院にあるアイテムの定番
お化け屋敷で教室を病院に見せるためのアイテムといえば、以下のものが挙げられます。
- 人体模型
- 白衣
- 手術器具に見立てたピンセット
- ホルマリン漬けの瓶
- カルテのように見える書類
- マネキン
- 赤ちゃんの人形
- 手術台
- 手術用手袋
- 身長測定器
- 手術用のライト
- ベッド
人体模型や、死体の役は生徒自身が行うのもいいですし、ナースや患者の幽霊役なども取り入れるといいでしょう。廃病院なら無造作に小物を配置するだけでも十分雰囲気が出ます。ベッドは机の上に白い布をかけるのもいいですし、小物に汚れや血のりなどを付ければ暗がりで本物らしく見えるかもしれません。
病院をテーマにしたお化け屋敷の壁や外装の作り方
病院の壁というと、一般的には白い壁をイメージします。しかし、廃病院の場合は白ではなく、少しくすんだ灰色やカビが生えているように演出すると、お化け屋敷らしく演出することができます。壁や外装は段ボールや布を使って作るようにし、白い部分に汚れを付けたり、血糊をつけるのもいいでしょう。カーテンに見立てた布などを使用する場合は、シワを付けたり踏んだりしてボロボロの状態にすることで、暗闇の中では廃病院をリアルに再現することができます。
恐怖を煽るポスターのコツは?
お化け屋敷を文化祭で行う際は、教室の入り口や廊下など、いたるところにポスターを貼り出します。自分たちが企画したお化け屋敷に来てもらうためには、印象に残るようなデザインのポスターを作る必要があります。お化け屋敷ならではの怖い雰囲気を伝えるために、ポスター作りで意識したいポイントについて紹介します。
イラストの場合は人の顔や目を描く
ポスターを作る際は、あらかじめ鉛筆でデザイン案を描いてから本格的に作り始めるのがいいでしょう。ポスターは文字だけではなく、イラストや文字も一緒に描かれます。印象を強く残したい場合はイラストがおすすめですが、中でも効果的なのが人間の顔や目です。
私たちは人を見るとき、相手の目や顔を見ます。特にポスターに描かれている目は、ポスターを見た人の記憶にも残りやすいため、お化け屋敷のポスターでは幽霊の顔やどくろなどの恐ろしい顔が「こちらを見ている」と思われるような、眼光の鋭いイラストを描くのがいいでしょう。
文字サイズや色遣いを工夫する
お化け屋敷のポスターの場合、タイトルは一番大きな文字を使い、場所や日時などは小さめの文字という使い分けにすると、見る側としては分かりやすいかもしれません。メインカラー、サブカラー、アクセントカラーの3色以内で描くようにし、メインカラーはお化け屋敷のイメージが伝わりやすい赤や黒などがおすすめです。白や灰色もお化け屋敷のポスターでよく使われていますが、黄色やピンクなど、明るい印象の色は避けるのが効果的でしょう。
人物のイラストを描く場合も、顔や髪の毛の色(白+黒)のみで統一すれば、ポスター全体のデザインもまとまりやすくなるかもしれません。血のりを使ってみたり、少し汚してみるといった演出もおすすめです。
安全に配慮したお化け屋敷を作ろう
文化祭の出し物がお化け屋敷に決まった場合、さまざまな演出計画を立ててお客さんを驚かせようと計画します。しかし、その際に大切なのが、安全面を考慮することです。部屋を暗くしすぎたり、お客さんの体に直接触って驚かせることは控えるようにし、暗闇でぶつかったりころんでケガをしないようにクッション性の素材を使用するなど、配慮することも必要です。今回紹介した方法はどれも簡単にできるアイデアばかりなので、お客さんが楽しんでくれるお化け屋敷を作り、文化祭を楽しい思い出にしましょう。
参考
閉校小学校にお化け屋敷 京都、不気味校舎に悲鳴 | 京都新聞
文化祭のお化け屋敷、仕掛けはどう作る?怖さ倍増の面白アイデアも! |知らなきゃ損するAtoZ
文化祭 お化け屋敷の仕掛けの作り方やネタやアイデア・衣装は? | ここぶろ。
文化祭のお化け屋敷で病院をやる場合のコツは?|メインデスクのよろずお役立ちれぽーと
お化け屋敷をやる文化祭 ポスター効果的な作り方。|メインデスクのよろずお役立ちれぽーと