海外のクリスマス定番料理
海外のクリスマス定番料理と言えば、どんな料理が思い浮かぶでしょうか? アメリカの七面鳥は有名ですが、意外とヨーロッパ諸国のクリスマス定番料理は知らないものです。最後は、オランダとアメリカとスウェーデンの3ヶ国のクリスマス定番料理をご紹介します。
ホットプレートで料理をふるまうオランダ
クリスマスが2回あるオランダでは、グルメットと呼ばれるホットプレートを使って、細く切った肉や魚介類、野菜やチーズなどを各自焼いて食べるスタイルが主流になっています。年配の方を中心に、うさぎやキジなどを食べる伝統的な文化も残っています。
また、クリスマスケーキはなく、ババロアやstol(ストール)と呼ばれるスイーツを食べます。ストールはドイツ語ではstollen(シュトーレン)で、日本でもよく知られているスイーツです。
七面鳥やローストビーフを食べるアメリカ
冒頭で少し触れましたが、アメリカでは七面鳥をクリスマスに食べる文化があります。また、ローストビーフやハムも根強い人気があるようです。
ローストビーフやハムはスライスされた薄いものではなく、肉の塊を時間をかけてオーブンでしっかりと焼くスタイルです。
また、アメリカのクリスマス定番お菓子と言えば、ジンジャークッキーです。ジンジャークッキーは名前のとおり、しょうがのきいたクッキーで、子供たちはクッキーを使ってお菓子の家を作ったりするそうです。
バイキングスタイルが基本なスウェーデン
スウェーデンのクリスマス定番料理は、Jul bord(ユールボード)と呼ばれるバイキングスタイルです。その内容はスモークサーモンやエビ、ニシンの塩漬け、ソーセージやハム、ミートボール、グラタン、チーズなどバラエティに富んでいます。
ちなみに、日本でもお馴染みのバイキングスタイルですが、これはスウェーデンのユールボードが基になっていると言われています。バイキングと呼ばれているのは、スウェーデンがあるスカンジナビア半島の祖先がバイキングだったからとのことです。
まとめ
日本でクリスマスにフライドチキンを食べるようになったのは、ケンタッキーがクリスマスキャンペーンを行ったからです。今では完全に定着していることですが、1970年代に始まったと思うと、意外と最近の話のような気もします。
また、海外では「チキン」だけではなく、その土地に合ったさまざまな料理が食べられていることも分かりました。ぜひ、クリスマスのディナーを決めるときに、クリスマスの食文化で盛り上がってください。
参考
クリスマスにチキンをなぜ食べるの!?日本での意外な歴史とは?|michill
クリスマスにチキンを食べる理由はなぜ? 意外な歴史、世界と日本|BRV News
クリスマスにチキンをなぜ食べるのか七面鳥を食べない理由と味の違い|日めくりオトナ稼業
オランダのクリスマスはどんな感じ?6つのおもしろ豆知識!|Spin The Earth
アメリカの定番クリスマス料理とは?過ごし方や日本との違いなど|MIROOM MAG
【北欧クリスマス】料理・オーナメントなどスウェーデンの様子をたっぷり紹介|北欧風味