子供が楽しみにしているクリスマス会。せっかくならただ楽しいだけでなく、クリスマスの雰囲気や風習など、実体験を通して子供たちにとって学びのある会にしたいものです。子供会や地域のクリスマス会は、参加する子供の年齢層がまちまちです。ここでは、幅広い年齢層の子供が楽しめる上、クリスマスについて少し学べるゲームと出し物をご紹介します。
もくじ
クリスマス会で子供が盛り上がるゲーム10選
プレゼント探し
クリスマス会といえば「プレゼント交換」が定番です。ただ交換するだけでもいいのですが、子供の大好きな「宝探し」を合体させると、より楽しめるでしょう。
手順
- 子供たちが用意したプレゼントを事前に回収し、番号札をつけて会場内に隠す。
- キャンディーやステッカーなどを小袋に入れ、会場内に隠す。
- 一定時間内に、子供たちがプレゼントを探す。番号札のついたプレゼントは1人につき1つに限定する。小さい子供は親と一緒に探す。
キャンディーやステッカーの小袋は人数の2~3倍以上用意すると、子供たちは楽しみがたくさんあって盛り上がるでしょう。未就学児限定コーナーを作ってあげると、小さな子供でも自分でプレゼントを見つけられます。
「サンタ」さんが〇〇した
子供のころに遊んだ「だるまさんが転んだ」のクリスマス版です。ある程度広いスペースが必要ですが、道具や事前準備はいりません。
手順
- サンタ役の子供を1人選ぶ。サンタ役の子供は壁側、それ以外の子供は反対側の離れたところに横一列に並ぶ。
- サンタ役以外の子供は「初めの第一歩」と叫び、前に一歩進む。
- サンタ役の子供は壁側を向いて目をつぶり、「サンタさんが〇〇した」と言う。〇〇の部分には、「サンタさんがソリに乗った」「サンタさんが良い子にプレゼントをあげた」など好きな動詞を入れる。言い終わったら、目を開けて振り向く。
- サンタ役以外の子供は、サンタ役が「サンタさんが〇〇した」と言っている間に前進し、サンタ役が振り返る前に止まって、言われたジェスチャーをする。
- サンタ役の子供は、止まっていなかった子供やジェスチャーをしていなかった子供の名前を呼ぶ。名前を呼ばれた子供は前に出て、サンタ役または最後尾の子供と手をつなぐ。
- サンタにつかまっていない子供は前進し、サンタにつかまっている最後尾の子供にタッチすると、皆サンタから逃げる。サンタが「ストップ」と言ったら止まる。
- サンタは大股で三歩進み、タッチした相手とサンタ役を交代する。
ジェスチャーゲーム
(参照元:話しちゃだめ!どっちが上手!?ジェスチャーゲーム !|Youtube)
ジェスチャーゲームは、紙に書かれていることを言葉を使わずジェスチャーで表し、見ている人が紙に書かれた内容を当てるゲームです。「サンタクロース」「トナカイ」など、クリスマスにちなんだ題を準備すると良いでしょう。
手順
- 主催者が題を書いた紙を準備する。
- 子供1人を指名し、題が見えないように裏返した紙を1枚引かせる。書かれていることを言葉でなくジェスチャーで表現し、ほかの子供がそれを当てる。
- 題を言い当てた子供が前に出て次の問題に取り組む。
「靴下」の中身は何だろな
テレビ番組などでよく見る「箱の中身は何だろな」の靴下バージョンです。クリスマスの飾りつけ用に販売されている大きな靴下を用意します。サンタさんからのプレゼントを当てるという設定で、中身もクリスマス・ベルやトナカイのぬいぐるみなど、クリスマスにちなんだものにします。プレゼントという設定なので、中身を言い当てた子供にそのままプレゼントできるものがいいでしょう。
手順
- 靴下の中身を当てる子供を1人選び、目隠しをする。
- ほかの子供に入れるものを見せてから靴下に入れる。
- 目隠しをしている子供が靴下に手を入れて中身を当てる。
- すぐに分からない場合は、周りの子供がヒントを与える。
〇✖ゲーム
幼稚園児には少し難しいかもしれませんが、小学生以上の子供が集まる会であれば、クリスマスの歴史を学べる〇✖ゲームも良いでしょう。クリスマスに関する意外な事実を問題にします。例えば、「クリスマスは昔、12月25日ではなく12月6日に祝っていた」「サンタクロースは昔、悪い子を罰する怖い人だった」などです。
手順
- 〇と✖のプラカードを作り、大人がプラカードを掲げて離れて立つ。
- 出題者が問題を読み上げ、子供が〇か✖のどちらかに立つ。
- 答えが間違っていた子供は失格となり、正解者だけが生き残る。
- 正解者が1人または2,3人になるまで続け、全問正解者に賞品を出す。
ちなみに、先の問題の答えは両方とも「〇」です。サンタクロースのモデルとなったのは、3~4世紀に生きていたギリシャ人司教の聖ニコラウスです。聖ニコラウスは何度も匿名で弱者を助け、大迫害にも屈することのなかった聖人です。当時の人々はこの聖ニコラウスを敬い、命日の12月6日に聖ニコラウスを祝福したのがクリスマスの起源です。後に、聖ニコラウスに対する尊敬はイエス・キリストへと受け継がれる一方、聖ニコラウスは良い子にはプレゼントを渡すが、悪い子はむちで打ったりさらったりする怖い存在とされました。
参考
サンタの歴史:聖ニコラウスが今の姿になるまで | ナショナルジオグラフィック日本版サイト