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「教育ローンを申請したけど審査に落ちてしまった」という経験のある方、いったいなぜ落ちてしまったのかわからないということもあるのではないでしょうか。教育ローンの審査に落ちてしまう理由には、年収や過去の信用情報などさまざまな理由が挙げられます。今回は、教育ローンの審査に落ちてしまう理由や、教育ローンの審査基準などについて紹介します。
もくじ
教育ローンの審査について
子供の進学にかかる支出の負担を軽減するために設立された「教育ローン」ですが、教育ローンを借りるためには審査を受ける必要があります。教育ローンの審査においては、どんな点が重視されるのでしょうか。
保証会社の保証が必要
教育ローンに申し込む際には、担保や保証人が不要の場合がほとんどですが、その代わりに保証会社から保証してもらう必要になります。教育ローンの保証とは、もしも教育ローンを完済するまでの間に契約者が返済を継続することが困難になってしまった場合、残っている教育ローンを代わりに弁済(保証)することをいいます。一般的にはローンの保証は保証会社が行うことになりますが、保証会社の保証が得られた場合は、金融機関は教育ローンの融資を実行します。
教育ローンの審査を行っているのは金融機関だけではなく、実質的には保証会社が行う申込者の信用情報や年収・勤務先などの総合的な判断が審査の可否に影響します。通常のカードローンと比較すると教育ローンの審査には厳しい傾向があるため、他にもローンを借りている場合などは審査通過が難しいこともあるようです。
年収や勤続年数が重視される?
教育ローンを申し込む際は、年収や勤続年数などの条件を満たす必要があります。安定的な収入があることが重視される傾向にあり、基本的には正社員で一定以上の勤続年数があることが望ましいといわれています。年金収入のみで生活している場合や、パートやアルバイトの場合などは審査に通らない可能性もあります。
教育ローンの審査に落ちる理由とは
必ずしも教育ローンの申込者全員が審査に通るとは言えないようです。教育ローンの審査に落ちてしまう理由としては、審査基準や信用情報などが考えられるといいます。
年収や勤続年数の基準がギリギリ
教育ローンに落ちてしまう理由として、審査基準の数値がギリギリだということが考えられます。例えば、国の教育ローンには年収の上限が定められているため、示されている数値よりも年収が上回っている場合はローンを借りることができる可能性が低く、逆に年収の下限はないとしながらも年収が低すぎる場合は審査が厳しくなり、落ちてしまう可能性があります。
「前年度の年収が200万円以上」と申込条件にある場合、年収が200万円でギリギリ基準を達していても、勤続年数が低くて転職が多い場合などは審査に落ちてしまうこともあるかもしれません。教育ローンを受ける際は、条件の数値に気をつけるようにしましょう。
複数のカードローンを利用している
教育ローン以外に別のローンを組んでいる場合は、借入額の総額が大きくなるため、教育ローンの審査に影響する場合があります。現状としては借金がない場合も、カードローンなどを利用している場合は限度額までお金を借りることができますので、常に借金をしていると審査時に判断されてしまいます。
もし教育ローンの審査に落ちてしまったという場合は、多重債務について一度見直してみるのがいいでしょう。
過去に延滞や債務整理をしたことがある
過去に貸し倒れや延滞、債務整理などを行っている場合は、信用情報として記録されます。教育ローンの審査では信用情報が明らかになるため、もし過去に金融事故があった場合は教育ローンの審査に受かる可能性は低くなります。時間が経過すれば信用情報の記録が消えるケースもありますが、教育ローンを借りる時点で一度信用情報の記録があるかどうか確認するのがいいでしょう。
団体信用生命保険への加入ができない
教育ローンを申し込む際の条件として、団体信用生命保険への加入を設けていることが多いといいます。団体信用生命保険は生命保険の一種で、契約するためには健康告知が必要になります。健康告知とは、保険会社に健康状態について申告することで、健康告知をもとに保険の加入可否が判断されます。
通常の生命保険よりは告知項目が少ない傾向にありますが、病気の種類や症状、経過によっては団体信用生命保険への加入ができない場合があります。その場合は、教育ローンの審査も通らなくなる可能性が高いでしょう。