2桁の掛け算の暗算に慣れる方法
2桁の掛け算の暗算に慣れるための方法には、「2桁×1桁の掛け算に慣れていく」「計算式を頭の中でイメージする」「計算を声に出して暗記する」「家庭の中でも計算に触れる」「2桁×2桁の掛け算は暗算に慣れてから行う」などの方法があり、どれも家庭ですぐに実践できるものです。ここからは、2桁の掛け算の暗算に慣れる方法について詳しくご紹介します。
2桁×1桁の問題を多く解く
2桁の掛け算の暗算に慣れる方法の1つ目は、2桁×1桁の問題を多く解いていくということ。2桁の掛け算の暗算に慣れるには、2桁×1桁の初歩的な問題に多く触れることが大切です。そして、問題に正解することももちろん大切ですが、問題に取り組む際は、問題の仕組みや解き方にも目を向け、問題を理解することを念頭に置きながら解いていくとよいでしょう。
計算式を頭の中でイメージする
2桁の掛け算の暗算に慣れる方法の2つ目は、計算式を頭の中でイメージしていくということ。2桁の掛け算の暗算は、「どこを計算していたのかが途中で分からなくなる」「途中の計算結果を忘れてしまう」などの理由から苦手意識を持つ子供は多く、計算式を常に頭の中でイメージすることが大切です。計算式をイメージするためには、できるだけ多くの問題に触れ、計算のコツをつかんでいかなければなりません。短い時間の中で計算式をすぐに頭の中で描くことができるよう、多くの問題を解いていきましょう。
計算を声に出して暗記する
2桁の掛け算の暗算に慣れる方法の3つ目は、計算を声に出して暗記していくということ。声に出して暗記するというのは暗記のさまざまな場面で利用されている方法であり、計算にも効果的な方法です。忘れやすい計算式の途中の計算結果などを声に出して暗記し、しっかりと覚えていくことが暗算の上達へとつながります。
家庭の中でも計算に触れる
2桁の掛け算の暗算に慣れる方法の4つ目は、家庭の中でも計算に触れていくということ。計算は、日常生活の中でも多く必要になるものであり、家庭という子供にとって身近な場所でも計算に触れる機会は実際には多くあります。
具体的には、子供と一緒に買い物へ出かけた際に「これとこれを3つずつ買ったら、金額はいくらになると思う?」や、家庭の中で「このお菓子の合計は、2つでいくらかな?」などと子供に積極的に質問し、子供に計算について考える機会を与えていきます。そうすることで、日頃から計算について考えるきっかけができ、勉強机以外の多くの場所でも計算に触れられ、2桁掛け算の暗算に慣れていくことへとつながっていくでしょう。
2桁×2桁の掛け算は暗算に慣れてから行う
2桁の掛け算の暗算に慣れる方法の5つ目は、2桁×2桁の掛け算は、暗算に慣れてから行っていくということ。2桁掛け算の中でも、2桁×2桁は子供にとって難しいと感じるものであり、2桁×2桁の掛け算に取り組むのは、ある程度暗算に慣れてから行う方が効率よく上達するといえます。最初は、2桁×1桁などの簡単な問題に多く取り組み、簡単な問題に慣れたと感じるころに次のステップとして、段階を踏んで2桁×2桁の掛け算の暗算に取り組んでいくとよいでしょう。
おわりに
2桁の掛け算のおすすめの暗算方法についてご紹介しました。2桁の掛け算の暗算は、やり方を工夫することで苦手から得意に変わっていけるものです。ぜひ、これを機会に、ここでご紹介した方法をご家庭で実践し、子供の2桁の掛け算の暗算に取り組んでいってみてはいかがでしょうか?
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