小学校での算数の勉強で「掛け算」が出てくると、2桁の掛け算に苦戦してしまう子供も多いようです。実は、九九だけでなく2桁の掛け算も暗算して覚えることできるのです。
今回は、2桁の掛け算におすすめの暗算方法について詳しくご紹介します。掛け算の苦手な子供への教え方に悩んでいるご家庭は必見です。
もくじ
2桁の掛け算におすすめの暗算方法
2桁の掛け算を暗算でするためには、計算方法や暗算に慣れるための方法を工夫していく必要があります。方法を少し工夫することで、2桁の掛け算は格段に理解しやすく分かりやすいものとなります。
2桁の数を分解して簡単にする
2桁の掛け算の暗算を際のポイントの1つ目は、2桁の数を分解して簡単にしていくということ。2桁の数は、まず分解し、簡単にしていくことが理解への近道であり、最終的に暗算が得意になることへつながります。
例題 35×13=
という2桁同士の掛け算を分解したい場合、 35×(10+3) の形に数を分解します。さらに、計算式を 35×10 と 35×3 の形にします。
後は、分解した2つの掛け算を計算して、最後にその2つの掛け算の結果を足し算すれば、答えが導かれます。このように、2桁の数を分解していくことで、35×13という元の式より格段に簡単で分かりやすい計算式になることが分かります。
参考
水野純(2012年11月)『パッと答えが浮かぶ「暗算のコツ」が6時間で身につく本』PHP研究所
アーサー・ベンジャミン,マイケル・シェルマー(2017年11月)『完全版 暗算の達人 世界最高の高速暗算テクニック』SBクリエイティブ
大きな数を先に計算する
2桁の掛け算の暗算を計算する際のポイントの2つ目は、大きな数を先に計算するということ。2桁の掛け算の暗算において大きな数を先に計算していくことは、暗算をより分かりやすく楽なものにしてくれる方法です。
前述した例題 35×13= を例に説明すると、
先ほど分解した2つの計算式 35×10 と 35×3 を数の大きい方から計算していきます。
計算すると、
35×10=350
35×3=105
となり、
350+105=455
足し算をして、455という計算結果が導かれました。このように普通に計算するよりも格段に分かりやすく、計算式が簡単になったことが見てとれるでしょう。