子供が産まれて成長していく過程の中で、子供の保険について関心を持つ親御さんは少なくありません。特に子供保険といわれる学資保険は将来の子供の教育資金準備として検討する場合もあるでしょう。また、子供は思わぬけがや病気をすることもあり、リスクに備えた保険も検討しなくては……と多くの保険会社の情報を収集することもあるのではないでしょうか?
保険にはさまざまな商品があり、それぞれ特長が異なります。また保険会社ではなく共済へ加入するという選択肢があることを忘れてはいけません。そこでこの記事では子供の保険に適したコープ共済についてご紹介します。保障内容や他社商品との比較もまとめましたので、ぜひ検討の際の参考にしてください。
もくじ
コープ共済に子供保険はない
子供保険とは将来の教育資金として積み立てる貯蓄型の保険です。残念ながらコープ共済にはこのようなタイプの商品はありません。では実際にコープ共済はどのような内容なのか、詳しく見ていきましょう。
そもそもコープ共済って何?
コープ共済は生活協同組合(生協)が取り扱っている商品です。消費者が出資金を出し、事業の運営に参加し利用する組織なので会社ではありません。コープ(生協)が行う共済事業で取り扱っているのが、コープ共済です。そのため組合員にならなければ加入できません。子供向けの商品だけではなく、さまざまな年代のリスクに備える商品を取り扱っています。
何を保障してくれるの?
コープ共済には貯蓄性はありませんが、リスクに備えた保障を十分にカバーできる商品です。
医療保障 | 入院や手術を受けたときに共済金が支払われるタイプ。ガンに特化した特約をプラスすることもできる。 |
生命保障 | 万が一のとき(死亡・高度障害)に共済金が支払われるタイプ。定期・終身の2つの型があり、特約で医療の保障をプラスすることもできる。 |
家の保障 | 火災や自然災害による被害を受けたときに共済金が支払われるタイプ。盗難の保障もあり、住宅や家財の保障を目的とした商品。 |
参考
このように病気やけが・死亡だけではなく火災や自然災害についても保障される商品が取り扱われています。
コープ共済の子供向け保障「たすけあい」
コープ共済には「たすけあい」という子供向けの商品があります。ここではどのような商品なのかを詳しくご紹介します。
保障内容
「たすけあい」の保障は起こり得るリスクに対応できるように設定されています。主なものを抜粋して見ていきましょう。
J1000円コース | J2000円コース | J1900円コース
(※加入条件が緩やかなタイプ) |
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加入できる年齢 | 0~19歳 | 0~19歳 | 0~19歳 |
保障期間 | 満20歳の満期日 | 満20歳の満期日 | 満20歳の満期日 |
月掛金 | 1,000円 | 2,000円 | 1,900円 |
病気・事故入院 (360日限度) |
6,000円/日 | 10,000円/日 | 5,000円/日 |
事故(けが)通院 | 2,000円/日 | 3,000円/日 | 2,000円/日 |
病気による死亡・重度障害 | 1,000,000円 | 5,000,000円 | 1,000,000円 |
事故による死亡・重度障害 | 1,500,000円 | 8,000,000円 | 1,500,000円 |
(《たすけあい》ジュニア20コース:保障内容 加入をご検討の方|コープ共済より筆者作成)
特長
コープ共済にはメリットともいえる大きな特長が3つあります。
入院1日目から保障
「たすけあい」では入院1日目から360日分の保障があります。医療保険の中には1日目の入院は保障されないケースもあります。短期化する入院に対応した保障内容であるといえます。
けがの通院も1日目から保障
子供は思わぬけがをするものです。けがをして急に医療機関を受診することも少なくありません。そんなときでも「たすけあい」なら1日目の通院から保障されます。
日帰り手術も保障
日帰りで対応する手術についても「たすけあい」の保障対象です。手術の内容により金額は異なりますが、術後の療養費用として活用できます。
付帯できる特約
「たすけあい」に加入することで付帯できる特約もあります。
先進医療特約
月額100円プラスすることで、先進医療を受けた際の医療費が最大1,000万円まで保障される特約です。公的な保険制度の対象になっていない先進医療は非常に高額な治療費がかかります。悪性新生物(ガン)などの治療に適用されることが多く、効果が期待されるため備えとして検討する価値は十分にあります。
個人賠償責任保険
コープ共済最大のメリットともいえるのがこの個人賠償責任保険です。月額140円をプラスするだけで、最高3億円まで保障を行ってくれます。他人の物を壊したり、他人にけがをさせてしまった場合などに適用され、家族のうち1人が加入していれば家族全員が対象となります。個人賠償責任保険単体で加入することはできませんが、「たすけあい」にも特約として付帯できます。