不良映画という名前だけ聞くと、なんだか柄の悪い映画を想像してしまいますが、中にはとても感動できる素晴らしい作品も多くあります。確かに言葉遣いが乱暴だったり、けんかで殴り合いをするシーンがあったりしますが、根本にあるテーマは人情や義理といった現代では忘れがちな古き良きものだったりするのです。
そこでこの記事ではぜひ一度見てほしい、おすすめの不良映画をご紹介します。ちょっと不良に憧れていた時代があった……なんていう方もいらっしゃるはず。昔懐かしい映画から最新の映画まで、詳しくまとめました。
もくじ
不良映画の魅力とは?
そもそも不良映画にはどのような魅力があるのでしょうか?
- 地元意識が強く仲間や家族を大事にする姿
- 権力に屈せず相手が誰であろうと間違っていれば立ち向かっていく潔さ
- 男性本来の野性的な魅力
- 悪ならではの強い正義感
などが作品内にはあふれています。草食などといわれる現代の日本の風潮をぶち壊すかのような勢いや昔ながらの男らしさなどが求められているとも考えられます。また、不良役を演じる役者さんの演技やルックスも人気の要因の1つといえるでしょう。「かっこいい」と思えるいでたちが人気を押し上げていることはいうまでもありません。
ぜひ一度見てほしい!おすすめの不良映画6選
不良映画には多くの作品がありますが、なかでもこれは絶対に見てほしいというおすすめの映画を6作品ご紹介します。
ビー・バップ・ハイスクール【1985年】
(参照元:hideyuki5748|Instagram)
ダボッとしたボンタンズボンにリーゼントヘア、とがった眉毛に短ラン姿……。当時の不良たちのバイブルともいわれていた「ビー・バップ・ハイスクール」の映画版です。もともとはマンガが原作ですが、ドラマの人気がすさまじく映画化されたともいわれています。ヒロシとトオルの2人組が繰り広げるけんかや恋愛の日々。ヒロシ役には清水宏次朗さん、トオル役には仲村トオルさんが起用され、この作品がデビュー作となっています。マドンナ役として中山美穂さんも出演されています。
クローズZERO【2007年】
(参照元:romantic.ph3|Instagram)
舞台は不良たちのたまり場となっている鈴蘭高校。誰が鈴蘭高校のトップになるのか、日々不良たちによる激しいバトルが繰り広げられます。主人公の滝谷源治役には小栗旬さん、百獣の王の異名を持つ芹沢多摩雄役には山田孝之さん、そのほかにも綾野剛さん・桐谷健太さん・岸谷五朗さんなど活躍の目覚ましい俳優さんたちがたくさん出演しています。長身の小栗旬さんのアクションシーンは一見の価値ありです。
ROOKIES -卒業-【2009年】
(参照元:hakunao_iwata|Instagram)
テレビで高視聴率だったドラマの続編として作られた映画。川藤幸一役の佐藤隆太さんや野球部員役の市原隼人さん・佐藤健さん・中尾明慶さん・城田優さんなどはそのままのキャストで出演されています。通常のスポ根ものではなく、復活をする野球部の様子にとても感動する作品です。佐藤隆太さん演じる川藤は「こんな先生いたらいいな」と思わせるに十分な魅力を持っています。ツッパッてはいても野球に青春をかける姿や仲間を思う気持ちには、ついホロッとさせられます。
ごくせん THE MOVIE【2009年】
(参照元:mai.cnm30|Instagram)
ドラマで7年間にわたり放送された「ごくせん」の完結版。実家が任侠一家という異色の高校教師・山口久美子=ヤンクミが、生徒が巻き込まれたトラブルを解決すべく奔走します。主役の山口久美子には仲間由紀恵さん、今回の映画でもう1人の主役を務めるのが第2シリーズで人気を博した小田切竜役の亀梨和也さんです。今までのシリーズで教え子として出演していた生徒たちの卒業後の姿を知ることもでき、第3シリーズまで続いた「ごくせん」の集大成ともいえるべき作品です。
ホットロード【2014年】
(参照元:k.109.h|Instagram)
紡木たくさんの漫画を原作とした実写化の映画。大人気を博した原作の宮市和希のイメージに主演の能年玲奈さんがぴったりという理由で、原作者の紡木さんが初めて実写化を許可したという経緯があります。宮市和希の恋人役・春山洋志には三代目J Soul Brothersのボーカル・登坂広臣さんが抜てきされ、数々の新人賞を総ナメにしました。
主題歌は尾崎豊さんの「OH MY LITTLE GIRL」。原作の世界観を表すのにふさわしい主題歌です。暴走族・万引き・シンナーなど不良といわれる要素もたくさん出てきますが、その根本にあるのは「人を愛するということ」という普遍のテーマです。
HiGH & LOW THE MOVIE【2016年】
(参照元:high.and.low_the.movie|Instagram)
「山王連合会」「White Rascals」「鬼邪高校」「RUDE BOY」「達磨一家」という5つのチームが拮抗するSWORD地区に伝説の男・琥珀が帰って来るところから話は始まります。仲間との絆や友情、各々が抱える葛藤をテーマに、ド迫力のシーンが次々と展開されます。
絶大な人気を誇るEXILE TRIBEのAKIRAさん・TAKAHIROさん・登坂広臣さんをはじめ岩田剛典さん・鈴木伸之さん・ELLYさんなどメンバーが総出演しています。乱闘シーンの迫力は一見の価値あり。かっこいいEXILEのメンバーが所狭しとアクションを繰り広げます。