子供が門限を破った場合はどうする?
もし子供が門限までに帰ってこなかった場合、親としてはどのように対応する必要があるのでしょうか。門限を破った場合の行動や対応方法について紹介します。
何らかの措置を取る
門限を破った場合の親の行動として挙げられるのが、ドアに鍵をかけて締め出してしまう、お小遣いの減額、門限の時間をさらに早めるなどの罰則です。遊び盛りの学生にとって、お小遣いの減額は精神的ダメージを与える可能性もありますが、門限を破った場合はしつけの一環として何らかの措置を取る親御さんが多いようです。
理由について話し合う
大学生の場合、門限があると分かっていても自宅に帰るのが遅くなってしまうこともあるでしょう。アルバイトやサークル、友達付き合いなど、大学生ならではのイベントはたくさんあります。門限に間に合いそうにない場合や門限を破ってしまった場合は、まずはその理由について話し合う機会を設けるといいでしょう。
子供の話を聞かずに一方的に子供を責めるのではなく、どうして門限を守ることができなかったのか、帰宅が遅くなる場合はどのような行動をとればいいかなどについて話し合い、親も子供も納得できる方法を探るようにしましょう。
大学生の子供への接し方で注意すること
子供が大学生になると、どこまで干渉したらいいのか悩む親御さんも多いことでしょう。門限を含め、大学生への子供への接し方については、以下の点を意識するようにしましょう。
心配と寂しさを混同しない
子供の身の安全を考えて門限を設定する場合は、心配する気持ちと自身の寂しさを混同して子供を束縛しすぎないように注意しましょう。高校生までは親に頼っていた子供も、大学生になれば自分の時間や新しい環境での人脈作りを優先するようになります。子供が自立して社会で生活していくためにも、寂しい気持ちを子供に押し付けるのではなく、子供が責任ある行動をとれるよう見守ることが大切です。
子供との距離について見直す
大学生の子供と上手に付き合うためにも、子供が親に依存しすぎていないか、逆に親が子供を束縛しすぎいないか考える必要があります。一日に何度も電話をする、朝は必ず子供を起こすなど、日課として行っている行動も見直してみましょう。18歳は大人の仲間入りをする年齢でもあるため、精神的にも物理的にも子供との距離を見直す必要があります。
子供は独り立ちに失敗してしまうと、親との共依存から抜け出せなくなり、近年話題となっている引きこもりになるケースもあるといいます。親との距離が近すぎると人間関係が億劫になったり、実家暮らしに甘えていつまでも自立できないことにもなりかねません。そうならないためにも、子供が社会で自立できるよう親子間の距離を意識するようにしましょう。
大学生の門限について一度親子で話し合おう
大学生の門限は、家庭によってある場合とない場合に分かれますが、どちらにしても子供が責任ある行動をとれるように親がサポートする必要があります。なぜ門限が必要なのか、門限がない場合はどんな行動を取るべきなのか、大学生になって大人の仲間入りをする子供のために、あらためて親子のコミュニケーションの機会を設けて話し合ってみてはいかがでしょうか。
参考
「子どもを潰してしまう親」には共通点がある | 自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
女子大学生の門限の平均は何時?アルバイトはどうしてる?|カレッジナビ
大学生女子に門限を決めるのは厳しい?外泊や家に帰らないはあり? | wakuwakulife
大学生になっても門限がある女子大生は約3割! 一方「連絡すればOK」の人も (2017年3月8日) | エキサイトニュース